プレ減量期や減量の初期段階であれば、炭水化物の摂取タイミングと一週間あたりの増減をコントロールするだけで、緩やかに体重と体脂肪が落ちるだろう。

このため、減量を急がない人は本格的な減量サプリを投入しなくても、まずは炭水化物摂取のコントロールに慣れることからスタートしても良い。

一方、減量を急ぐ場合や本格的な減量に入った場合は、減量期専用のオプショナルサプリを投入したい。

関連性と相乗性の高い規格化された成分が緻密にブレンドされた減量期専用サプリは、スムーズな減量を助ける働きが大いに期待できるからだ

それでは早速、減量期に採用したいオプショナルサプリメントの構成手順を紹介しよう。



1、メインのファットバーナーを選択する

運動時において、脂肪細胞から脂肪酸を遊離させ、そのβ酸化を助ける働きと、代謝を刺激して消費カロリーそのものを増やす助けとなるのが、最高級のサーモジェニックブレンドであるイグナイトやファイナルバーンである。

これらのサプリは、運動時のみならず日常生活における安静時の脂肪燃焼を助けるため、消費カロリーをできるだけ増やし、脂肪の燃焼を加速したい減量期においては、主力のオプショナルサプリとなる。

どちらのサプリも性能に関しては互角といって良いが、各々の体質や生活環境から、いずれか一方を選択しよう。

自分自身の選択基準を構築するには、「イグナイトVSファイナルバーン」を参考にして頂きたい。



2、メインのディフェンスサプリGCS750を採用する

GCS750に体脂肪燃焼効果はない。しかし、摂取炭水化物をできるだけグリコーゲンとして蓄えられるようにサポートしてくれるこのサプリは、その特性から体脂肪合成の抑制が大きく期待できる。

摂取された炭水化物は、基本的に余剰分が体脂肪合成へと回されるが、性別や体質によっては、体脂肪への転換速度がはやい為、通説的にも体質的視点からも、摂取炭水化物を速やかにグリコーゲンへと代謝し、体脂肪合成を抑制することには、大きな意義がある。

また、如何に近年のファットバーナーが優秀であっても、如何に有酸素運動を行っても、それらで消費された体脂肪よりも多くの炭水化物由来の脂肪合成が起こってしまう可能性は、誰にでもあるので防御こそ最大の効果を持つと言う考えで、GCS750もまた主力メンバーに加えたい。



3、サブのディフェンスサプリファイナルブロックをプラスする

ファイナルブロックは、パフォーマンスアップ効果や健康増進効果があまり期待できないカロリーカット専門のサプリである。

厳密ならずともある程度摂取カロリーをコントロールしている減量期本番であれば、カロリーをカットする製品など、一見、不必要にも思える。しかし、社会生活を営んでいれば不可避のカロリー摂取を受容れざるを得ない場合が多々存在する。また、うっかりと掟を破って暴食してしまうこともあるだろう。

そのような突発的なオーバーカロリーに対抗するには、GCS750では些か手に余る為、ファイナルブロックのように極端に目的を絞ったヘビーなカロリーブロッカーが必要となる。

もちろん、計画的チートにもファイナルブロックは適するため、やはり精神衛生上からも、常備しておいて損はないだろう。

後編へ続く



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考える体幹のトレーニング-まとめ

基本サプリとオプショナルサプリを理解する為のエッセンス-Part.1
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