夏までにパリッとシャープに身体を絞りきりたいのであれば、その為の減量開始は早ければ早い方が良い。

では、いつから減量期をスタートすべきか?6月?5月?いやいや、できれば3月、遅くとも4月から取りかからないと、6つに割れた腹筋と対面するのは難しいだろう。

と言う訳で、冬場に筋肥大と筋力アップのサイクルを計画的に実践し、結果を出した人は既に減量期、もしくはプレ減量期に突入していることだろう。筋肥大期の出来映えや開始時期の都合で、3月末まで筋力増大期の方は4月から減量開始となる。

思ったほど、筋量やバルクが得られず、もう少し筋肥大に努めたい人も、6パックの優先順位が高いのであれば、例え大幅な筋量アップを果たせていなくとも3月末には増量を切り上げて、減量期へと移行するべきである。



さて、減量期に突入したのであれば、スポーツサプリメントの得意分野である減量専門のオプショナルサプリを投入したいところである。サーモジェニックスやそのオフサイクル向けのサプリこそが、スポーツサプリメントの真価を発揮する分野のひとつだからだ。

確かに、専用のサプリメントの投入は、スムーズな体脂肪率低減の役に立つ。人によっては魔法のような結果をもたらすことも多々ある。しかし、その性能を余すことなく発揮するには、炭水化物摂取のコントロールを学び、この時期から採用すべきである。

優秀なサプリメントが如何に消費カロリー増大を助けようが、運動によってどれだけ体脂肪を酸化しようが、オーバーカロリーは無論、インシュリンやレプチンを始めとした脂肪合成に関わるホルモンの存在を考えると、炭水化物の摂取量は言うに及ばず、その摂取タイミングのコントロールが減量達成の鍵を握ると言っても過言ではないだろう。



また、充分な筋量と筋量を獲得した上、体脂肪率も高くなく、トレーニングの調子も絶好調で、減量開始までまだまだ余裕がある人は、プレ減量期として、減量期専用オプショナルサプリの投入を行わない緩やかな減量準備期間を設けるのも良い。

その場合も採用したいのが、やはり炭水化物摂取のコントロールである。

本格的減量期への移行を急がなくてより人は、総摂取カロリーはそのままでも炭水化物摂取タイミングをコントロールするだけで、マイルドに絞れてくる可能性が大きいからだ。



と言う訳で、ガッツリ減量期に入った人も、まだまだ余裕の人も、今から炭水化物摂取のコントロールを志して欲しい。

「炭水化物摂取のコントロール」と聞いて、誰もがピント来ないと思うが、具体的な内容に関しては、「プレ減量期〜減量初期のカーボコントロール考」を読んで、理解して頂きたい。

中編へ続く




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夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ2-中編1
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〜第三フェーズ〜
夏の6パックに向けたトレサイクル フェーズ3-前編
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考える体幹のトレーニング-まとめ

基本サプリとオプショナルサプリを理解する為のエッセンス-Part.1
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