シンプル基本サプリ-まとめ

時は2015年。
日本のスポーツサプリメントは、15年前と比較すると、進歩ではなく、進化とも言える発展を遂げた。

しかし、その高性能なサプリも、目的に見合った選択と運用がなされなければ、視覚的には末端肥大とも言える目的から外れた様相を呈するだろう。

この話は、恐竜的進化を遂げた近年のスポーツサプリメントの運用をシンプルに整理し、ごちゃごちゃと揃えるのは面倒、サプリメンテーションをシンプルにしたい、一度リセットしたい方に向けた基本サプリのまとめである。


1、BCAA(ニューケア1kgなど)
BCAAは、体内で生成することのできない必須アミノ酸3種類で構成された汎用性の高いアミノ酸製品である。

A:プレワークアウトサプリメントとして、EAAに大きく劣ることがなく、トレーニング前に自信をもって摂取できる
B:トレーニング中のワークアウトサプリメントとして、トレーニング中に摂取する栄養素として最も適する
C:日常生活や仕事中の筋分解と疲労を抑制する汎用性のあるアミノ酸

A〜Cの幅広い場面で筋分解抑制に活用できるため、筋合成>筋分解という図式を長時間維持しやすい。
=過剰なタンパク質の摂取を必要としない



2、グルタミン
グルタミンは、免疫力の維持や筋分解抑制に役立つアミノ酸である。

A:身体が激しく消耗するトレーニング直後のボディケアに
B:就寝前に利用することで、就寝中のアンチカタボリックとコンディショニングに

積極的コンディショニングやベストコンディションの維持と獲得に関して、関心のないトレーニーが多いが、大きな成果を出すには、コンスタントなトレーニングの継続がある程度必要であり、それを可能とするのがベストコンディションの維持であることを忘れてはならない。



3、クレアチン
クレアチンは、筋力アップ目的で利用されることが多いアミノ酸の親戚である。

A:筋力と筋持久力を高めて、トレーニングの質を高める
B:筋肉の細胞核や筋原線維の増殖に関わる幹細胞を活性化する
C:筋肥大の妨げになるミオスタチンを抑制し、筋肥大を促進

筋力アップだけに注目と期待が集まる栄養素であるが、練習の質そのものを高めることや規格外の大きさを持つ筋肉を創り上げる際に必須となるファクターである幹細胞活性、ミオスタチン阻害と言った非常に重要な特徴を持つ。そして、その性能を100%引き出せる運用さえできれば、最もコストパフォーマンスの高いサプリメントなのだ。



4、ZMA系サプリ
ZMA系サプリは、亜鉛、マグネシウム、ビタミンB6を主体としたミネラル系サプリである。

「体内で不足している栄養素を補う」というサプリメントの定義に最も則したスポーツサプリメントである。亜鉛、マグネシウムは、体内におけるほとんどの酵素補酵素の材料物質であり、テストステロンなどアナボリックホルモンの材料でもあり、また、ビタミンB6と共同することで睡眠の質を改善し、回復に役立つ。また、亜鉛は正史の重要な材料でもあり、テストステロン生成の安定と相まって、男性機能の維持に役立つ。



5、MVM
MVMは、マルチビタミン&ミネラルの略で、不足しがちなビタミンとミネラルを余すことなく集めた製品である。

炭水化物、タンパク質、脂質のスムーズな代謝に必要なだけでなく、ビタミンやミネラルの多くは、抗酸化作用が高く、過剰な活性酸素から身体を護る働きが強い。運動による活性酸素や紫外線のみならず、様々な外的ストレスにさらされる今日においては、防護サプリとして、良質な製品が幅広い年代で活用されることが望ましい。

中編へ続く



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