納期まで時間がない。つまり、減量を達成する目標の期日があり、それまでの日数が少ない場合。あるいは、減量のゴールに向けてラストスパートをかけている時期。

これらのシチュエーションにおいては、その達成度に見合ったカロリーと炭水化物の制限、そして、各種栄養素の摂取タイミングのコントロールが厳しく成されることが望ましい。



しかし、準備力を発揮することによって、納期まで充分な期間を有する場合、減量開始直後やその前の減量準備期間において、厳しいカロリー制限とカーボコントロールを行う必要は無い。

ただし、それらを厳しく行う必然性がないだけで、カーボコントロール自体は、多少緩くなっても開始すべきである。何故なら、第一にそれを行うだけで、それ以外のさしたる努力がないにもかかわらず体脂肪が減少するケースが多いからだ。そして、第二の理由として、カーボコントロールの難しさがある。



積極的体脂肪燃焼期やその上の段階へ突入した際、いざ、カーボコントロールを始めんとしても、それ自体になれていないために、その効果を上手く引き出せないケースや失敗してしまうケースが起こりやすい。そこで、その対策として、ハードなカーボコントロールに慣れるための練習として、緩やかな温いカーボコントロールをプレ期からの実戦をお勧めしたい。

また、プロアマ問わず何らかの競技を行っているものであれば、試合期には少なからず、カーボローディングの真似事を行うことが多いが、カーボコントロール慣れしていないと、単純な失敗に終わるか、反対にその成功自体が足を引っ張る可能性すら持つ為、試合の有無にかかわらず普段から緩いカーボコントロールを採り入れた生活を心がけたい。

と言う訳で、減量初期やプレ減量期、プレシーズン中などに採用したい緩やかで温めのカーボコントロールに関して、考えてみたい。

ちなみに、積極的減量期などに行うややハードなカーボコントロールは、特殊サプリショートサイクルの具体例〜サーモジェニックス〜の前編後編を読破して頂ければ、ご理解頂けるだろう。

後編へ続く



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