ベタベタなタイトルですが、自分のトレーニングで最近発見したことを書いてみます。

この半年、ジムへ行く頻度は、週1回以下。子供の習い事へ送った際、それが終わるまでの間、近隣のジムへ。習い事が終わるまでに戻らないといけないので、正味のトレーニング時間は30分程度。

そのような環境下で行うのは、スクワットとデッドリフト、そして、フロアからのクリーンのみです。



で、春が近くなると、新たな果樹の植付けや庭の修繕等で、ギックリ腰気味やエブリ腰痛になることが多くなります。

ある時、子供を習い事へ送る日、つまり、ジムトレ日に前日の過労が祟って、立派な腰痛になってしまいました。このような場合、これまでならワイフに代わってもらうか、必殺「マッサージオンリー法」に則って、ひたすらマッサージマシンに身を横たえていましたが、ふと思いつきました。

前日に偏った姿勢で作業を続けたせいで、一部の筋肉が異様に緊張して硬くなった状態が痛みの一因となっているのではないかと。

トレーニングで、上手い具合に硬くなった筋肉の緊張をほぐすことができれば、痛みが和らぐのではないだろうか?

(ケンシロウとの闘いで受けた傷を癒やすため、敢てコウリュウとの闘いに臨んだラオウを思い出して欲しい)



仮説を検証すべく、運転席に座るのも億劫な身体を引き摺って、ジムへと馳せ参じました。

メニューは、いつもと同じ、俺スリー。すなわち、スクワット、デッドリフト、ロークリーン。ただし、使用重量はいつもよりも、ほんの少し控えめで。

そして、目指したのは、身体のどこにも引っかかりのない、つまり、動作の何処にも力みを生じない、連続したフォーム。ただ、フォームと言った時点で、型にはまってしまうので、イメージとしてはあくまで、自然な連続した流れ。川面のように毎回、動きが違ってもスムーズと言った感じで。ATPの枯渇、疲労の度合いに応じた動きをすれば、毎回、フォームは変わるはず。



さて、どうなったかと言いますと、たまたま上手く行っただけだと思いますが、あれだけ重く痛かった腰の痛みが嘘のように吹飛んだのです。

意識しても、あるいは意識すればするほど、柔らかい動きから遠のいてしまう可能性もあるので、たまたま柔らかい動作ができたこと。大筋群刺激によってインターロイキン-6が多量に分泌された影響やβエンドルフィンの影響もあるかも知れません。

なので、腰痛持ちの人やギックリ腰になった時の対処法として、強くお勧めすることはできませんが、このようにトレーニングが痛みに対して上手く作用する場合もある訳です。



で、結局何が一番言いたいか、何が一番の発見だったのかと言うと、パーソナルトレーナーの武田さんやその指導を受けている松岡先生が良く、「引っかかりのない自然な動き」と説いているのを自分なりに頭では理解していたつもりでしたが、それがようやく(!)、今頃になって身を持って理解、体感できたのです。

動作の連動性、連続性、全身連動性、これらは日頃の公園トレでも意識はしていましたが、痛みによって、より身近に感じられるようになったわけです。

と言う訳で、Let's柔らかマッスル(パクリ)。



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