えせトレに訊いてみよう!
チンニングの反復回数が伸びない〜
ウエイテッドチンニングデビューへの道-前編

Q:考える背中のトレーニングを読んで、自分も背中のメイン種目のひとつにチンニングを採用し、トレーニングを続けています。チンニングの感触やフォームは自分なりに良い手応えを感じられているのですが、目標の反復回数を達成する事ができません。そんな中、プル種目におけるストレッチ感増強-終着駅編を読んで、ウエイテッドチンニングを試してみたくなり、加重してみたところ、1〜2回しか反復できませんでした。


チンニングの反復回数を伸ばしたい場合、どうすれば良いでしょうか。また、加重したウエイテッドチンニングに切り替えた途端、レップ数が激減してしまう時も何か対策はないものでしょうか?

そんな時に頼りになるのが、パートナーやトレーナーによるフォーストレップです。

反復の限界に達した時に、人に補助をしてもらう訳です。



その際に重要になるのがスポッター(補助者)の力加減です。

スポットによって、動作そのものが楽になってはいけません。確かにチンニングでもネガティブパートは重要なので、ネガティブ動作のみに集中する方法も悪くありませんが、レップ数を伸ばしたい場合は、ポジティブ動作もしっかり行ってみましょう。

と言う事で、限界に達したら、スポッターは上がるか上がらないかの力加減で、極々軽く上へ押し上げてあげるのです。そのようなトレーニーの自力を限界まで引出す補助を入れたレップを2〜3回追加します。

スポッターによる追加レップは、筋力アップや反復回数増加に効果的ですが、筋肉へのダメージが非常に大きくなるので、欲張りは禁物です。ドMのトレーニーのようにいつもまでも「もういっちょ、もういっちょ!」とお替わりを求めてはいけません。

せっかく追い込んでもらっても回復が追いつかずに、筋力や筋量が落ちてしまうことになりかねません。せいぜい、2回程度に留めておくのが現実的です。



巧みでかつ欲張らないフォーストレップは停滞のブレイクに対して、非常に有効なテクニックのひとつになりますが、「そもそも、俺は一匹狼やし」、「何か熱い体育系は苦手」という人も多いと思います。

次回は、そのような孤独を好むトレーニーの為の攻略法を考えてみたいと思います。

後編へ続く



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