〜1,500円台で『おぅ!?』となるワイン〜

今回は上の副題通りの内容で、何の役にも立たないが、前からどうしても書きたかった話をひとつ。

短い人生で学んだこと。よく「うまい1,000円ワイン」というキャッチフレーズを耳にするが、ハズレを引くことが多い。3,000円くらいのモノであれば、予備知識なしの勘で選んでも、お値段プラシーボ効果もあってか、失敗することは少ない。

ともあれ、結局はお酒の値段よりも、その旨さには相手や料理、シチュエーションが大きく影響することを忘れてはならない。私の場合、現在赤子が乳を飲んでいるので、ここ1年以上は毎週土曜日の家飲み会はオフ。となると、一人酒に3,000円のワインなぞ勿体ないので、最近では専ら1,500円台のワイン、しかも、二種類のみを交互に購入している。


1カルムネール・レゼルバ(チリ)
通常より1ヶ月半もブドウの収穫を遅らせて作るワイン。じらしてから収穫というと、アイスヴァインのような甘いワインをイメージするが、薫りが濃い赤ワインと表現した方が近い。乾燥させたブドウを使用することから、チリ版アマローネと例えられるが、個人的にはこちらの方が味わい深い。



1500アリアーニコ・デル・ヴルトゥーレ(イタリア)
平均樹齢60年のブドウから作った力強いワインというキャッチコピー通り「力強い味」。兎に角、味の強さがわかりやすいので、値段が高い年代ものを飲んだ気になる。


と言う訳で、お手軽ワイン特集の回し者ではないが、この二品をどうしても紹介したかったと言う話。他にも紹介したいマールがあるのだが、また今度。

2016へ続く



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