5月24日(土)に催される小学校運動会の地区対抗リレーに出ることになった。依頼を受けたのは、5月9日(金)の午後8時。胃炎を切っ掛けに始めたファスティング4日目の夜のことだった。

ファスティングはコンディションをガブリ寄りで整えたいという目的に最も適し、事実、体調は良くなってきてはいたのだが、筋収縮の違和感が改善されておらず、筋肉痛以上肉離れ未満のダメージと関節痛が残っていた。昨年のリレーでは、中学生相手に抜かれる事はなかったが、後半バテバテと言うあまり良い走りが出来ず、そのせいで今年はお呼びがかからなかったのだろうと思っていた所への一報であった。

依然、体調は完全ではなかったが、昨年の雪辱を果たすべく、二つ返事でOKした。明らかに身体に「やる氣」が入った影響であろう、一瞬で関節の痛みがふっとび、病でやつれた顔が若返った。



ただし、やる気に満ちていても、この時点で当日までに如何なる努力をしようと、自分が負けることは既に確定していることも自覚していた。

身体は、カーボを考慮しなければ、昨年よりも5kgは軽くなっているし、胃炎で寝込むまでは100mの練習を続けていた。しかし、内転筋が深いダメージを受けており、何より胃炎由来のウィルスかミネラルバランス変調によって、筋肉が思うように収縮してくれないと言うこれまでに経験したことのない不調を抱えていた。おまけに何故か心臓は、漫画ワンパンマンのキングエンジンのように唸りを発している(胃炎じゃなくて食べ物のせいかも)。

準備期間は、2週間。

100mはほぼクレアチンリン酸系の運動なので、自分がこれまで行って来たウエイトトレーニングとエネルギー供給的には変りが無く、身体が慣れるのはスムーズであったが、200mともなると解糖系主体となり、また、心臓血管系の強化が必要とされる。

身体が万全であっても、2週間での適応は不可能ではあるが、少なくとも昨年の自分には負けない「走り」をすると言う目標の元にスケジュールを組んだ。体調を回復させながら、スタミナを付けるという何ともリハビリチックな内容である。



「カーボディプリーディング前」

5月15日(木)
炭水化物は、朝6:昼3:夜:1。
夕方、娘さんがピアノに行っている間、途中の河川敷トラックで実践練習。

5月16日(金)
炭水化物は、朝:6:昼3:夜1。
夕食は、グランフロント大阪で宮崎県料理専門店へ。
ご飯物は避け、めびかりのフライ、モモ肉のあぶり焼き、豚タンを食べ、竜田揚げを追加しようかと思ったが、カロリーの摂り過ぎになるので我慢した。
午前様の帰宅となったので、途中で調達したOh!イエィバーを1本食べた。タンパク質摂り過ぎ。

5月17日(土)
本日は法事にて、食べ放題。
温泉×2回。大鏡の前に立つと、ウホッいい身体。いやいや上半身の筋肉、全然減ってないやん。



「カーボディプリーディング期」

5月18日(日)
午前中、息子さんと公園トレ。
50mとスタミナ走、ミニハードルなど。

5月19日(月)
炭水化物は少なめ。
陽が落ちて気温が下がるのを待ってから、河川敷のトラックで実践練習。
やはり、5kg軽くなっても、アクセルベタ踏みで200mを走り続けることができず、さりとて、今更スタミナが大幅に向上するわけでもないので、ペース配分の練習(のみ)が必要と判断。

5月20日(火)
炭水化物はかなり少なめ。
午前中、気温が上がる前に公園で運動。
ウォーミングアップを兼ねたミニハードル。
200mを走るのに30秒間体力が持つペース配分を掴む為、出来るだけ速いペースで30秒間走り続ける訓練。インターバルは甘々の1分間歩き。
夜中、スナック菓子を少しだけつまむつもりが、モチ吉のジャガイモ味米菓子、厚切りポテチ、サッポロポテトBBQを平らげてしまい、慌ててファイナルブロックを摂取。たぶん、焼け石に水であろう。

5月21日(水)
ファイナルブロックの効果があったのか、体重も体脂肪率も前日よりも低下していた。
単純炭水化物はかなり少なめ。タンパク質と野菜はまぁまぁの食事。
夜7時20分を過ぎてから、公園へ走って向かい、グラウンドで30秒ラン→1分歩くのペース走。補強でランジウォーク。



「ソフトカーボローディング期」

5月22日(木)
朝食:ハチミツトースト2枚、卵3個。

0515昼食:ぶっかけ冷やしうどんを予定。
前日から楽しみにしていたので、昨夜から鰹出汁を仕込んでいた。
朝も起きてから、つゆの仕上がりばかりを気にかけていた。
薬味はしょうがと大根おろし。

3時のおやつ:播州にゅう麺を予定。

夜:タンパク質中心の食事で、炭水化物は入れない予定。

就寝前:何も食べないか、タンパク質をごく少量。

夜〜就寝前に炭水化物は勿論、タンパク質を多く食べると、翌朝、身体の切れがなくなっているので、ソフトカーボローディング中と言えど、調節と節制は必要。

運動するかどうかは、余剰時間の有無が決めるが行いたい。



5月23日(金)
食事内容は、前日に準ずる。
間食を増やす。
身体の様子を見て、夜から就寝前の栄養補給量を調節する。


後編へ続く


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