お胸が立派なガールの背面キックにおいてビッグプッチンプリンが何Hzで振動しているか記録したり、パッドの入っていない水着が東ハトオールレーズンになっていないかのチェック等々、真剣に業務に取り組むと、三角形であるはずの競泳水着がテトラポット型へと分子構造を変えてしまうので、あまり仕事に力を入れすぎてはいけない。

そうなると、プールガードの仕事は誰か困っている人がいないか見極めるくらいで、余剰な演算能力が女子へと向かわぬようCPUにあえて負荷をかける必要が出てくる訳だ。

そこで思い出したのが、中1の時の社会科の先生の言葉である。
心を落ち着けたい時は、こうやってみろ!
そう、今でも集中したい時や手先が冷たい時は、これを行っている。



1、両手をパーにして、掌を向かい合わせる。

2、掌は接触させずに、両方の指先のみを触れさせる。

3、この状態で集中すると、指先で心臓の拍動を感じ取ることができる。

先生、できました!
心を落ち着けて集中すれば、何でもできるのですね?
他にも色々とやってみるぞ。



さて、皆さんはできただろうか?
え!?できない?そりゃ、頭ん中がおっぱいプルンとか邪念だらけだからだぜ?

up結局の所、重要なのは手法や過程ではなく、最終段階で神経を研ぎ澄まして集中することなのだが、あなたが身体の末端に意識を注ぎ込むことができれば、必ず血液のビートを感じ取ることができるはずである。

できないと言うことは、自分の意識が宿る身体という乗り物に乗せられているだけで、主体性を持って乗りこなせていないと言うことである。



さて、これを応用する。

両手の先で心拍がわかるようになったら、今度はどちらの手でも良いので、指を握ってグーの拳を作る。

これで、心拍を感じ取ってみると、意外に簡単にできるはずだ。もっと集中すると、あたかも握り拳そのものが、まるで脈打つ心臓のように感じられるはずだ。

ph手そのもの、あるいは手の中に心臓があるように拍動を感じ取れるようになったら、今度は手が燃えているようなイメージをしてみよう。手が熱くなるように念じるのだ。コツは、たき火やキャンプファイヤーに手をかざしたつもりになることだ。

拳の中に、水温を測る温度計を差し込むとあら不思議、体温である36度よりも1〜2℃低いはずの手の温度が見る見る上がって行くではないか。



もちろん、手を握ることで、表面からの放熱が抑えられた結果と考える事もできるが、拳全体の温度上昇に費やされる熱量やその時の手を巡る血液の流量から考えると、単なる放熱抑制ではない何かが起こっていると考える方が自然である。そもそも、血流量が増えると、その部位の温度が高まることは、イチョウバやショウガの実験を例に挙げるまでもない。

ともあれ、集中すれば血液の流れを感じ取ることは可能であり、また、それが極まればコントロールする事も可能なのである。

もちろん、普段からの栄養摂取や運動の継続に気を遣うことも、血の巡りにとっては重要ではあるが。

Part.5へ続く



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