第一部「届かなかったチェーンのフック」

フック写真は、マスター寝室の自転車チェーンを模した壁フック。普段は、これに鞄やベルト、お洒落用ネクタイ、たたむのが面倒なズボンをかけている。

そして、毎日のようにこれが眼に入るのだが、その度に「花澤君、どうしてるかなぁ〜」と、彼のことを思い出す。

何故かと言うと、今や何処にでもある「niko and... 」がまだ珍しかった頃、なんばパークスのそこで見かけたこのフックをローディーへと転向しつつある花澤選手にプレゼントしようと勇んで買ったからである。

で、誰にでも経験があると思うが、結果的に自分が気に入って使ってしまっており、多少の後ろめたさが彼を思い出させるのだ。まぁ、これが紹介しようとしていた女の子だったら一大事だけど、面白フックだからいいじゃないか!


第二部「依頼」

最近の思考回路は原点回帰的で、解らないことがあれば、自分で考えるよりも身近なスペシャリストに訊いてみようというスタンスである。

お客様からの質問に自分が答えるよりも、可能な範囲で誰それに訊いた方が喜ばれるのではないか?その様なケースもあったりするので、毎度毎度返答が遅かったりもする。えーーー!

そのような考えの時期に、あるお客様から身体のデチューンについてのご相談があった。デチューンなんてんなアホな?と思う方もおられるかも知れないが、ボートや自転車などの機械的動作の競技、陸上競技などにおいては、筋肉といえどもデッドウエイトになる部位をできるだけ削りたいと言う悩みを持った人が多くはないが存在する。

奇しくも、自分も上半身の筋肉を落とそうとデチューンに励んでいた頃である。しかしながら、実の所、自分は完全に失敗していた。綱引きにでも出ればいいのにと言うような体つきになってしまっていたのだ。

その様な人間がいけしゃあしゃあと、もっともらしい理屈を捏ねるのも気が引けたので、ここはあの男、筋肉を落とすのに苦労した男、いや今なお四苦八苦している彼にこそ訊いてみるべきだ。

と言う訳で、総合格闘技パンクラスライト級1位まで上り詰めたローディー花澤13選手に質問してみた。別視点の意見も欲しいので、空手の松岡先生にもお願いした。

しかし・・・

後編へ続く



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