Q:「マスターのリハビリ日記」の#9に登場するローラーマッサージベッドによる筋力アップ法に興味があるのですが、私の通っているジムには同じ物がありません。何か良い代替案はないでしょうか?

トレーニーや競技者がローラマッサージベッドを使用する利点は筋力アップです。

ただ、マスターの場合、毎日の座り仕事とホビーの庭仕事が祟って腰椎の位置が悪くなってしまっているのか、ゴロゴロローラーに乗るとコキッ×コキッと良さげにはまり、あらゆることに関して調子が良くなるので、そこを最も気に入っています。

「ゴロゴロローラーで、インスタント筋力アップと腰の調整をしてから、バーベルスクワット&デッドリフト!調子いいー!はぁ、はぁ、トレーニング終了〜。あ、ウエイトを担いだから、また腰椎がずれていたら嫌だな。じゃあ、最期にもう1回、ゴロゴロローラーやっとくか?」

「ちょっと、お客さん!汗だく姿で、マッサージ器を使用しないで下さい。汗だく姿と置きウェアでの使用は、死刑です!」

と言う訳で、マッサージ器は清潔な状態で使用しましょう!・・・って、話ではなくて、ローラーマッサージベッドがない場合、どうしたら良いのかと言う話でしたね。



「背筋伸ばしコース」

多くの施設において、ローラーマッサージベッドを望むことは出来ません。そんな時は、背筋伸ばしモードです。

普通のマッサージチェアが持つ「腰コース」、「肩コース」などの選択で、「背筋伸ばしコース」を選択します。ハイ。今回は、ジムのマッサージ器に「背筋伸ばしコース」がないとか、マッサージ器そのものがないとか、その辺の空気は読みません。

背筋伸ばしコースを選択すると、本家ローラーマッサージベッドほどではありませんが、その分、優しくマッサージ器のローラーが脊椎を上から下まで舐めるように伸ばしてくれます。

ローラーによるプッシュが優しくなった分、ただ乗るだけでは、ローラーマッサージベッドほどの引き延ばしが得られません。増して、腰椎コキッ×コキッも夢のまた夢です。



そこで、できるだけ身体の力を抜いてリラックスし、特に伸ばしたい部位にローラーが来たら息を吐き出して更に力を抜くという、相手のパンツをおろそうとした時に相手がそっと腰を浮かせるような阿吽の呼吸が肝要となります。

何の変哲のないマッサージ器でも、特徴を捉えて最大限に活用すれば、トレーニングクオリティの向上や停滞打破につなげることができるのです。

ジムの片隅に置かれたマッサージ器・・・。その実力は、記録向上を目指すアスリートや50gでも昨日よりも重たい重量に挑戦したい若者をも虜にし、時に老人VS若者の奪い合いすら発生させるポテンシャルを持つのです。



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