私が愛したと言うには、語弊がある。

「最近、行っている方法において背中が凄く張る」という現在進行形の話である。

ともあれ、このシリーズの例外違わず、今回もある話の副読本的な内容だ。

今回の話は、効かせ難い部位対策Part.2-3において言及されている背中のパンプに関する個人的なテクニック解説である。



最近はそれほど設備が整ったジムへは通っていない。設備の充実度よりも、低い人工密度を優先しているからだ。

ついでに言うと、低コミュニケーションを求めているからでもあり、ある種のジムで一番重要なのはソフトウェアであると言う持論に一見逆行しているようで実は同じベクトルの理屈である。

設備は心許ないが、ガラガラなのでほぼ思った通りのメニューが組める。



例えば、個人的には胸と背中を同じ日にトレーニングすることを好むが、器具を独占できない一般的な環境であれば、厳密な意味での胸と背中のスパーセットを組むことは難しい。

正確なスーパーセットを行うには、ある程度器具を占有しないといけないので、家トレがベストであり、現在の環境はそれに近いので、自由にメニューを組んでいる訳だ。



第一種目
A:ベンチプレス(ネックプレス※)
B:ウエイテッド・チンニング
AとBを連続して1セットずつ、ほとんどインターバルを取らずに行う。
AとBの両方を終えたら、休憩。計4セット行う。

1セット目
ベンチプレス(軽)→ミドルグリップ・ウエイテッド・チンニング(RG)

2セット目
ベンチプレス(中)→パラレルナローグリップ・ウエイデット・チンニング

3セット目
ベンチプレス(重)→ミドルグリップ・チンニング→ワイドグリップ・プルダウン

4セット目
ベンチプレス(重)→パラレルナローグリップ・チンニング→ワイドグリップ・プルダウン



3セット目からディッピングベルトを外して、荷重なしの自重でのチンニングに切り替えるが、ここで一つポイントがある。

自重でのチンニングを終えたら直ぐにラットマシンへ急ぎ、プルダウンを行う。

つまり、3セット目と4セット目は、単なるスーパーセットではなく、背中のコンパウンドセットを追加したトライセット風味となるのだ。



この後にも、当然ながら重要な儀式でもある高重量のロウ系としてドリアンロウを行うのだが、既に第一種目で背中が外側に向けて(←重要な感覚)パンパンに張ってしまっているのだ。

カチコチのパンプのせいで、ロウ系の強度が低下してしまうのではないかという懸念が浮かび上がるほどにである。

恐らく上の流れでトレーニングすることができれば、誰でも背中に手応えのあるパンプ感を得られるはずであるが、如何せん、家トレかそれに近い環境の人しか試すことができないのが欠点である。

一般的なジムであれば、周りのひんしゅくを買うより先に、トレーナーに注意されてしまうだろうが、もしもチャンスがあれば、お試し頂きたい。



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