Q：先日、自分が通っているジムで、大学時代の友人と15年ぶりの再会を果たしました。彼の方がウエイト歴が長いようで、自分よりも筋肉を隆々と発達をさせていましたが、何よりも驚いたのはどうみでも肩幅などの骨格が大きくなっているように見えるのです。ウエイトトレーニングによって、骨格が成長するのでしょうか？

成人以降における骨格の発達は、あり得るか？

フリーウエイトトレーニングに代表される抗重力運動などによって、骨や関節も徐々に密度や体積の増加が起こり、その強さを増していきます。

個々の密度増加は、微々たる物でも全体としては、その総質量（※）に大きな変化をもたらします。

つまり、関節一つ一つ、骨一本一本の肥大は少なくても、全体的にそれらが肥大すれば、同じ個体の以前のフィジークに比すれば、明らかに巨大化しているように見えるはずです。



上のように骨格が変化したように見える現象は、質量的にも肥大の総和による第三者からの客観的観測からも、説明できます。

ですが、我々はマッチョマンに変貌した昔の知人との再会を待つまでもなく、既に、もっと直球的、感覚的にそれを目撃しているはずです。

後編へ続く

※　骨と関節の合計



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