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私もガンダムで考えた
#2「ティターンズと日本」


〜イントロダクション〜

シムシティやシムアントならぬシムビー(Honeybees:ミツバチ)なるシミュレーションゲームがあったとしよう。

上手なプレイヤーは、固有種が作り出す特殊な成分を含むハチミツを愛でるために、その種が繁栄できる環境を整えることに精を出すだろう。

下手くそな温プレイヤーは、巣箱の中の固有種が絶滅しても問題にしない。ハチミツを搾取できる蜂さえ巣箱の中に存在していれば、それで満足するのだ。巣箱のミツバチの種がスゲ変ろうと蜜さえ採取できれば良い。

兎に角、彼らは頭だけは良いが如何せん温プレイヤーなので、質や価値などは問題ではなく、手っ取り早く楽に蜜が手に入りさえすれば良いのである(※)。



〜ティターンズの必然性?〜

今も昔もZガンダムをそれほど好きでないのは、第一印象の悪さがいくらか手伝っている。放映当時の自分には、戦闘活劇が面白くなかった。そして、ティターンズという存在が理解しがたかった。なにより、カクリコンがブライトさんを殴ったのが許せなかった。

時は流れ現在。
ガンダムUC5の後に続くガンダムUC6の劇場公開までかなり月日が空くこととなり、ガンダム日照りの兆しが見えた。そこで、その渇きを癒やすために、AOZシリーズに食指を伸ばすことにした。

AOZとは、Zガンダムのスピンオフもので、ティターンズ側を描いた「ティターンズの旗のもとに」とエゥーゴ視点の「刻に抗いし者」の2シリーズがリリースされている。

余程飢えていたのか、両シリーズを一気に読んだ。



するとどうだろう?

今までその存在と意義にリアリティを感じなかった理解不能組織ティターンズが、それなりに必然的に見えてきたのだ。

一年戦争終結直後の地球圏を想像してみよう。総人口の半数を失い、地球環境と地球周辺環境(住居とデブリ)が劣悪になってしまった上、求心力を失った地球連邦政府。大幅に人員を減らしてしまった連邦軍。

復興を果たすにあたって、治安を維持し、人心を一つにまとめるには、一般大衆も巻込んで右傾化させるのが手っ取り早いことは、歴史的にも前例を見つけることができるだろう。



地球連邦政府と連邦軍は、形式的には戦争に勝利したことになるが、搾取対象であるコロニーのほとんどを失っており、むしろ、敗戦からの復興を目指すのと大して変らないとも見ることができる。

そのような情勢において、ティターンズのような強権的な組織をでっち上げて台頭させる方が事の流れがスムーズになり、地球圏の再生という目的達成を比較的楽に早められると考えられる。

お手軽に地球圏経済を復興させ、より効率的な搾取環境を創り上げるには、強権を発動する強引な組織の存在が便利であると考えると、ティターンズ誕生には経済的都合があったともとれるだろう。

ともあれ、戦後のメチャクチャな地球圏を治める為に、ティターンズのような組織が発生しても不自然ではないと近頃では思えるようになった。

善いとか悪いとかではなく、お手軽さにおいては、ティターンズは必然的であったのかも知れない。



〜近未来の日本とティターンズ〜

で、日本の話になる。

バラエティ番組やグルメ番組、そして一般大衆が飛びつくようなニュースや領土問題が異様に増えたテレビばかり観ていたら想像も付かないが、現在の日本は戦時中と言っても良いくらいの危機的状況下にある・・・と今日は妄想してみよう。



・・・とまぁ、「お国を立て直すには、ナショナリズムを煽るのが手っ取り早いので、週刊少年ジャンプと週刊少年サンデーはライバルか敵のように思われているけど元を辿れば同じ会社な訳で、世の中、「悪そうな奴はだいたい友達」のラップの世界とそう変わりないならば、仮想敵国に頼んで挑発してもらうこともあるだろう。そして、あれやこれやで若者や若年者人口が益々減少するので、最終的には外来種ミツバチの大量輸入になるだろう」といった話だけど、詳しくはパスワード入力で。

※ その地均しとしての某擁護法案や消費税率増大、てーぺーぺー


2012-冬号へ続く



【Ex】
私もガンダムで考えた-#1「富野監督の予言性
私も患って考えた-Part.1「泌尿器科編」
私も患って考えた-Part.2「他業種に学べ編」

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