長い年月の間には、環境の変化や怪我などで、トレーニングのブランクが生じることが誰にでもあるはずです。

怪我の度合いや仕事の都合によっては、数週間どころか数ヶ月以上にわたってトレーニングを休止せざるを得ない場合もあるでしょう。

完全なオフが1ヶ月以上続くと、筋肉は萎縮していきます。

この時、マッスルメモリーが深く刻まれていさえすれば、トレーニングを再開した時に驚くべき早さで以前の筋量が復活するのです。あたかも、トレーニングと言う行為が以前にセーブされたデータをロードする作業であるかのように。

規格外の筋肉を目指す場合、かなりの年月を要するので、ブランクによって筋量が大幅に減ってしまった挙句、一々、一からやり直していては、それを達成することは不可能です。

端っからブランクを想定したスタンスで、プログラムを組む必要があります。

それが、できるだけマッスルメモリーの容量を増やすことを目的としたトレーニングプログラム、すなわち高強度トレーニングです。



他の部位においても同様ですが、強く大きな腕を作るには、特に強度を重視するべきです。

そして、その上でこのシリーズで紹介したエブリパンプトレーニングをトレーニングサイクルに組み込めれば、尚、目的に近づけるでしょう。

トレーニングプログラムにバリエーションを付けて、サイクルにメリハリを持たせることは、科学的な手法として多くの人が採用していますが、何故、エブリパンプのようなしつこいトレーニングが時に重要かつ必要となるのか、別の面から考えてみましょう。

番外編-後編



【Ex】
上腕囲の停滞-1
上腕囲の停滞-2
上腕囲の停滞-3

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