時短トレ鉄則13
「優先順位の低い種目を省く-2」


トレーニング時間が短い場合、重要度の低い種目や優先順位の低い種目は、トレーニング時間が確保できるまでそれらを諦める必要があります。

その際、リストラ候補に挙がるのがアダクターやアブダクター、グルートマシン、アブドミナルなどのキコキコ・マシン類です。

前回は、これらをトレーニング時間が確保できるまで、一時的にオフにするという考え方でした。

今回は、同じくオフにするという方向性ながらも発達させたいという欲張りなアプローチについて考えてみましょう。



【補助筋群が発達する、補助筋群が筋肉痛になるような高重量複合種目を採用する

時間喰いの体幹トレなどの地味トレを省きたい場合、メインのトレーニングで高重量の複合種目を行うと良いでしょう。

フルスクワット、フロントスクワット、ランジ、デッドリフト、ハイクリーン、ジャーク、ハイプル等々です。

これらを行うと、腹筋や脊柱起立筋はおろか、時に脇腹の筋群まで筋肉痛になることがあります。しかも、補助筋群に個別に力を込めて鍛えるのではなく、大きな力を生み出す際の調節をする働きによって、それらの筋群が鍛えられるのでより実践に近い使われ方をするため、パフォーマンスアップに直結しやすいのです。

ちなみに内転筋のアダクターを省く場合は、この話をどうぞ。



高重量の複合種目による良い意味での副作用は、神経的や連動性的なパフォーマンスアップ効果に留まりません。

フリーウエイトで鍛えた後、アブダクターやアダクター、そしてアブドミナルマシンに触れてみると、それらがフルスタックでも物足りないガラクタに成り下がり、専用のキコキコマシンでは実践レベルの筋力を養うことが出来ない現実に気がつきます。

と言うことで、時間がない場合は、元々強度的にはイマイチの種目を省き、それらがターゲットにする筋群を「動き」まで含めて同時に鍛えることができるような種目をメインに据えてみましょう。

番外編へ続く



【Ex1】
中臀筋を鍛えましょう♪
シリーズ-体幹のトレーニング
シリーズ-内転筋トレの強度

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