「エブリアームカールby591system」が良さ気なのはイメージできるけど、ストライヴなんて身近にねーよ!と言うシチュエーションの方も多いと思います。

その様な場合、

・ダンベルラックにある使用可能なダンベルを全て使って、ドロップセットのカールを行う

・加圧ベルトや加圧ベルト付きシャツを利用して、超ハイレップストレーニングでパンプさせる

という代替トレーニングで似たような刺激を得ることが出来ます。

ただし、どちらもかなり時間を喰ってしまいます。

毎度のトレーニングの〆に、短時間の1セットだけを行うと言う気軽さが重要です。

それを行うのに余力や気力や時間の温存を要すると継続性が損なわれてしまうからです。

1セットの短時間、しかも、家トレでも達成可能な方法を考えてみましょう。




擬似591-その1
自分自身で負荷のピークを変化させる

591システムの良いところは、初動から終動までのフルレンジを全て刺激できる点です。ここが単なるパンプアップトレーニングと異なるわけです。

これを再現するには、自分自身で負荷のピークを変化させます。

ダンベルやバーベルなどのフリーウエイトトレーニングの場合、負荷は常に鉛直方向なので自分の身体の角度や関節の位置を調節すれば、挙がらなくなっても負荷のピーク位置がずらせます。

肘の位置や身体の角度(前傾、後傾)を駆使して、1セットで全てのレンジを刺激するようなカールを行ってみましょう。

多少の慣れとテクニックが必要ですが、一組のダンベルのみでできるお手軽さが◎。



擬似591-その2
変わりトライセットで追い込む


初動、終動、フルレンジで刺激したい場合、それぞれを強く刺激する種目を選び、それらを組合わせてインターバルを取らずに行います。

初動:インクラインダンベルカール

終動:コンセントレーションカール、チューブカール

フルレンジ:ダンベルカール、バーベルカール


行いやすい順序は、

インクライン→ノーマルカール→コンセントレーション

だと思います。


ストライヴであれば、使用重量を変えずに継続できますが、この場合はスムーズに反復できるようにセッティングする必要がある上、少々手間と時間がかかる欠点はありますが、ストライヴにひけをとらない攻略法です。



この話はリハビリ日記シリーズの腕のサイズが復活したと言う話をキッカケに、時短トレ鉄則7「器具(手段)を厳選する」-番外編を焼き直したものですが、ともあれ、マンネリ防止や停滞打破の為に、ストライヴがない環境でも1ヶ月間、腕をフルレンジで張らせてみると必ず変化が起こるはずです。

番外編へ続く



【Ex】
上腕囲の停滞-1
上腕囲の停滞-2
上腕囲の停滞-3

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