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Q:粉ミルクと母乳はどちらが優れていますか?

酸化や温度によって劣化しやすいDHA/EPAを筆頭に、酵素や補酵素、ホルモン、ホルモン様物質、免疫物質等々は、ドライパウダーにした時点で本来の活性を少なからず失ってしまう可能性があります。

前回は、このような実践栄養学的視点によって、カタログスペックからでは判ずることができない母乳の利点について考えてみました。

今回は、動物行動学的視点から考えてみましょう。



栄養以外の母乳の利点として良く耳にするのが、「母乳で育てると親子の絆が深まる」という一文です。

母乳においては、好む好まざるの有無を言わさず、母子が密着する必然性があるので、幾度というその長時間かつ長期間のスキンシップが良い関係の土台になるやも知れません。

これがおおよその一般的な理解ではないでしょうか。ただし、上は表面的には物理的条件である為、ほ乳瓶でも条件を満たすことが出来るので粉ミルクも負けてはいないでしょう。

次に解像度を高めて、内分泌的なミクロの視点で考えてみます。



実は授乳の際には、乳首への刺激によって、母親の体内ではオキシトシンというホルモンが多量に分泌されます。

このオキシトシンは、信頼のホルモンとか絆のホルモンと呼ばれており、オキシトシンが分泌されることで、対象者(赤子やパートナー)との絆が深まると言われています。

授乳をシグナルとするオキシトシン分泌活性によって、赤ちゃんへの愛着が一層深まることで、育児放棄などのほ乳類が抱える独自の問題を回避している見事な適応とも解釈することが出来ます。

簡単に言うと、母乳で育てるとより一層愛着が湧く可能性があるかも知れないということです。ただし、これは粉ミルクでは絆が育まれないという意味でありませんのであしからず。

ともあれ、母乳には簡単に数値化できないミクロのメリットがあるかも知れません。



ところで、オキシトシンは男性でも分泌されるそうです。
同じような条件で。

いつでも何処でも、いつまで経っても仲睦まじいカップルの秘密は、ひょっとしたら高頻度のオーラルセックスによるオキシトシン相互分泌の「タマモノ」なのかも知れませんね!
(↑このオチを書きたかったが為に始めた話)



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