2、時間を失ったら損なのか?コダワリにお金を遣ったら損なのか?

以前にも書いたが、スパゲッティミートソースは言わば煮込み料理である

十分に手間暇をかけて煮込まないと美味しいミートソースにはならない。本物のミートソースは時間を喰う料理といえる。そして、この世で最も価値のあるもののひとつが時間なので、手作りミートソースはコストが非常に高いといえる。

ただし、その本物の満足感は他では買えないので、パフォーマンスは高い。



ラディッシュを食べたくて、プランターに20日大根を植える。

可食までに何度も間引く必要がある。手間をコストと考えると、買った方が安いかも知れない。そもそも、下手をすると収穫まで20日どころではなく、40日以上かかる事があり、やはり、買った方が安くて早いのだろう。

しかし、自分で責任を持って管理した作物の安全性は自分が最も知ることになる。そして、満足感や達成感は大きく、この変数をコストパフォーマンス関数に組入れるとどうなるか?

買う方が明らかにコストパフォーマンスが高いと言えるのだろうか?



3、クイズ

上のような「究極」に遠く及ばないほどの小さなこだわりを実践するだけでも、非常に多くの時間がかかる。

するとどうなるか?

街まで出向いてのショッピングや娯楽に興じる時間はもちろん、テレビやDVDを観る時間すらなくなるだろう。テレビゲームも同様。虚構世界で二進数の集合体でしかないモンスターをゲットするよりも、現実世界で大きな大根をゲットしてかじり付く方がこの手間暇自体を味わう暮らしにおいては重要だからだ。

消費のための消費のみならず、エネルギーの浪費も少ないだろう(※)。



では逆に考えてみよう。

人々になるべく生命活動に無関係な消費やエネルギー消費を増大させるには、どのようなライフスタイルを推奨すべきだろうか?

どのように強いるべきだろうか

本編へ続く

※ エコ賛美の話ではないのでヨロ



【Ex】
「今こそ考えて食べよう」本編-前編
「今こそ考えて食べよう」本編-後編
考えて食べること #1
考えて食べること #2
考えて食べること #3

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新年らしい話 2009