「最後の聖戦」

友人のほぼ全てが結婚し、最後の一人である男前な彼の結婚は当分先であろう。よって結婚式で余興をする機会は今後の人生においてもうないだろう。

そう思っていた所、件の男前が15歳下の女の子と結婚したという。

喜んで出席を伝えた後日、幹事からまさかの余興要請の電文が送られてきた。

一度は引退した重い老体に鞭打って、最後の戦いに赴くことに相成った。

「ジェネレーションギャップ」

新婦側は、15歳前後年下である。

最初はラムちゃんやビキニパンツにお札をねじ込むストリップ(ねじ込んでいく内に衣装が外れる)を提案していたが、どうやら新婦側は上品な人達らしい。そして一番の問題は、世代間ギャップである。前回のラッツアンドスターは通用しないときたもんだ。

そして、短時間で終わらせろというオーダーをもらっている。
しかも、余興を行う3名の家が離れているため、練習なしでという条件があった。

そこで、
・練習不要
・非エロ
・共通性共有性の高いネタ
・短時間
をコンセプトに、友人Aが考えてくれた。

ええ、ジェパンニが一晩でやってくれました。



「組み体操」

0、全国大会4位の実力を持つ高校時代の組み体操部がこの日の為に再集結という設定。

1、出番と同時に自分の席で服を脱ぎ脱ぎ。スーツの下には、体操服とブルマが仕込まれていた。

2、数々の輝かしい(偽の)成績を幹事が作ってくれて、演目の前にスライドショー。

3、笛に合せて駆け足の入場。

14、タワーを組んで「ポートタワー」。何故か、一番重そうなマスターが上に乗る。どよめく会場。

ナレーション:二人の初デートの場所、ポートタワーです。二人の愛の旅はここから始まりました。


25、トーテムポール→サボテン
マスター以外の二人が挑戦→失敗→強靱なマスターに交代してもらいましょう→トーテムポール→サボテン
ナレーション:サボテンの花言葉は枯れない愛(嘘)。etc、etc・・・。

6、ピラミッド
ピラミッドを組んで、笛に合せて顔を動かす。目出度い席なので、崩れる演出はなし。
ナレーション:不滅のピラミッドにちなんだ話。二人の愛のピラミッドを表現しました。

7、退場
笛の音に合せて、高砂に一礼。そして客席へ一礼。
笛のリズムに合わせて、駆け足で退場。服を回収して退席。
ナレーション:ちなみに彼らの体操服とブルマは、この後のビンゴ大会の景品になります。
→会場は大ブーイング。


「その他」

・怪しさが醸し出す得体の知れない笑いが欲しかったので、男用のブルマと体操着のセットを購入。

・体操着は下に仕込んでおかなければならなかったので家から着込んで行こうと思ったが、辿り着く前に変死して司法解剖されたら嫌だったので、現地で仕込んだ。

・会場で部屋を借りて着替中に3人で変態的記念撮影をしていたら、スタッフの人が覗きに来たので、3人が3人、バタバタバターと焦った。

・皆さんが優しかったせいか、想像以上にウケた。

・二次会で30代の女の人に、あの子らの世代はブルマなんて知らんで!と突っ込まれて初めて気がついた。



【関連】
結婚披露宴余興&宴会芸 #1「ラッツ&スター編
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