Q:普段はフリーウエイトのスクワットしか行っていませんが、たまに出稽古のようなノリで他のジムへトレーニングに出向くことがあります。

そこには、斜めのレッグプレスがあるのですが、スクワットよりも重たい重量がこなせ、動作も楽なのです。

これってトレーニング効果は如何ほどのものなのでしょうか?



結論だけを先に言うと、ある競技を行っている場合においては、他の種目では代替しがたいトレーニング効果が45°レッグプレスにはあります。

つまり、競技によっては
「45°レッグプレスがあるならやるべし!ないなら求めよ!」
となります。

そして、競技上関係ない人は
「別にレッグプレスをやらなくても問題ないので45度レッグプレスマシンがなくても構わないが、もしも身近にあるのなら、隠れた特性を活かしてみるのも一興」
となります。

何故か?
その前にウダウダと一般論を書いてみます。

設備が充実したジムなどでは、フレックスやアイキャリアンのプレートローディング式のレッグプレスを見かけることがあります。これらは順番待ちができるくらい人気があります。

・腰に負担がかかりにくい

・脚だけをアイソレートしてハードに鍛えることが出来る

というのが人気の理由でしょう。



確かにレッグプレスは、腰への負担を減らしつつ脚をヒットできるので、腰に問題のある人や脚のトレーニングの仕上げには持って来いかも知れません。

これ以外にも、人気の理由があるでしょう。

・プレートをたくさん付けられる

何じゃそりゃ!?と思うかも知れませんが、傾斜の付いたレッグプレスは見た目の上で重たい重量を扱うことが出来、マイルドに自尊心を満たす効果があるのです。左右にプレートを沢山付けたビジュアルは中々に格好良く、「トレーニングしてる感」抜群です。

ある程度の心理的な満足感を得られないとトレーニング効果も半減するので、このビジュアル効果は意外にも重要と考えます。



ところで、何で傾斜の付いたレッグプレスは、重たいウエイトを使用することが出来るのでしょうか?

後編へ続く



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