痛めたせいでトレーニングすると痛む関節や違和感がある関節がある場合、その関節を使用する部位のトレーニングをしばらくの間、完全にオフにしてしまう方法が良いと思います。

問題のない関節のみを使用するトレーニングで鍛えられる部位は限られてしまうので、その期間のトレーニングクオリティは下がってしまいそうに思えます。関節が痛いせいで、オフにしている部位は日々衰えてしまうのではないかという不安を持つ人も多いでしょう。

ですが、上半身の怪我に関しては、あまり心配はないと思います。

怪我が治るまで上半身を完全にオフにして、しばらくの間、下半身のトレーニングに打ち込めば、トレーニング自体を継続できるだけでなく、結果的に全身のインプルーブにつながるはずです。

お気付きの方も多いと思いますが、「スクワットで上半身が発達する」という話です。

実験によれば、スクワットしか行わなかったグループに腕のサイズなどの発達が起こり、しかも彼らの方が通常のトレーニンググループよりも上半身が発達したそうです。



この実験結果に基づけば、怪我の回復のために上半身を完全にオフにしても、スクワットさえしっかりと行っていれば、少なくとも一般的な想像ほど上半身が衰えることはないと言えるでしょう。

もしも、この実験のように上手くいけば、停滞していた頑固な上半身が発達を始めるかも知れないので、普通なら上半身をオフにすることでその期間のトレーニングクオリティが下がりそうですが、実はトレーニングクオリティが高まっている可能性もあります。

怪我の回復のためにも、上半身のサプライズな発達のためにも、上半身の関節に怪我がある場合、スクワットのみに打ち込む行為は、非常に理に適っているはずです。



さて、ここで問題なのは、肩の痛みなどでバーベルを担げない場合です。

当然ながらこの場合は、上半身の関節に痛みを発生させないレッグプレスなどの代替種目を選択すべきです。例えバーベルスクワットよりも刺激が少なくなっても問題ありません。その代りに、様々な脚の種目に挑戦するべきです。

上半身が使えないのは、日頃、意識的にも無意識的にも手を抜きがちな下半身を鍛え上げるチャンスと捉えるべきなのです。


と言う訳で痛い部位のトレーニングを騙し騙し行うのではなく、ゼロベースの手法をとる方が怪我の回復が早まるばかりか、大きなトレーニング効果が得られるでしょうという話でした。

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