「彼らはずっと待っていたのだ。止まった時の中で」

ツーツーツー・・・ツツツーツー・・・

2,011年11月。
第三次降下作戦時(めぐりあい宇宙公開時)に使用されたモールスが日本中を駆け巡った。

各地に潜む戦中派ガノタ達よ。
最寄りのポイントに集結せよ。

東京:新宿ピカデリー/TOHOシネマズ六本木ヒルズ
神奈川:横浜ブルク13 
千葉:シネプレックス幕張 
埼玉:MOVIXさいたま
栃木:MOVIX宇都宮 
大阪:大阪ステーションシティシネマ/なんばパークスシネマ
京都:MOVIX京都
愛知:ミッドランドスクエアシネマ 
福岡:福岡中州大洋
札幌:札幌シネマフロンティア

最後に一花咲かせるべく、ガンダムAGEに打ちのめされた戦中派達が再び立ち上った。

そんな訳でUC4を観に行ってきた。

UC3公開時は、わざわざ観に行かなくても待ってさえいれば1ヶ月後には家で確実にBDが観られるという平和な時代であったが、3月以降、価値観が変ってしまったからだ。

Iglooの時から、なるべく事前情報を遮断していたけど、ダムエーをチラ観するとジュアッグやゾゴックの姿が!何でもUC4は、旧MSの大運動会だそうで。

現代の戦闘機からすれば、ジム薫奮阿竜譽皀咼襯后璽弔出てこない逆シャアには若干の違和感を覚えるが、ジュアッグやゾゴックはやり過ぎというか、調子に乗りすぎというか、破壊的ではないか!ガノタおやじ達が喜ぶとでも思っているのか?

ゲームの創作オマケムービーや同人漫画のようなビジュアルが脳裏を過ぎったが、結論から言うと、甚く感動した。旧MSの群れに。



ネットで予約せずに映画館でチケットを購入。全然埋まってなかったので、ど真ん中を指定。

上映時刻まで、なんばパークスで買物。
時間が来たので、映画館へ戻る。

道中、UC4へ向かう多くの戦中派と出くわす。

「その格好・・・。貴様ら、なんばパークス風の擬装も迷彩もせずに・・・。ジオン残党だというのがバレバレではないか!」

「おっ!お母さんと来ている戦後派もいるではないか。感心感心。貴様らにこれからの宇宙世紀を背負って立ってもらわねばならぬので、決してガンダムAGEになびいたりせぬようにな。はっ。いかん。年下と言えど失礼した。UC4を観に来る者には無用のお節介であった」



ビールを買って着席。
前日に1巻から全部観る予習復習を果たせなかったが、半ばその必要は無かった。さすがに続き物なので、1巻からのダイジェストをかなり長々と放映。そして、すでにこの時点でもよおしてきたのは言うまでも無い。

格好いい戦闘シーンを凝縮して、盛り上げに盛り上げたあらすじが終わった瞬間、たたみ込むようにUC4が始まった。

デザートカラーのジムやネモが弱カッコいいー!



で、先にオチを書くと、ガノタの鑑賞マナーが超が付くほど良く、今までの映画鑑賞歴で最も没入感があった。ポップコーンを食む音やジュースをすする音、衣擦れ等々、全くなし。無音。

それもそのはず、皆が皆、子供以上にガッツリと画面に食い付いているからだ。

そして、無音ながらも懐かしのMSや驚きの隠し球MSが登場した時は、僅かな振動で全員が「おお!」と感動しているのがわかると言う一体感が味わえる。



新旧入り交えたジオン残党のMS隊も動いてしまえば、それほど違和感がなく、兵器の更新どころか修理改修もままならない残党中の残党が方々から集ったのだから、ゴチャゴチャの混成部隊になるのは致し方ない、ジュアッグなどの幻のMSまで使わざるをえないんだなと無理に納得できるようになった(※)。

ここまで、はちゃめちゃなら、ザメルやドライゼ艦長も出して欲しかったが、それはザメル尻に似たシャンブロのお尻で我慢。

あと、最も心配していたブライトさんの声が違和感なしで驚いたのと、音楽やそのタイミングが非常に良かった。

ネタバレになるがバンシィのデザインが変っていた事とストーリー展開がかなり違っていたのも非常に興味深い。どうでもいいけど、原作では味方であるはずのマリーダが駆るバンシィにジオン残党が壊滅されられて、モヤモヤしたやるせない気持ちが強かったが、映像版の残党軍は連邦と戦って最期を飾ったので溜飲が下がった。ここまで原作と違うなら、原作に沿ったTV版も期待できるかも知れない(妄想的希望)。

UC4のブルーレイを予約していたが、お高い劇場販売分を買って帰ろうかとグッズ購入用紙に記入しながらしばし悩んだ。思案しながら顔を上げたら、BD完売の張り紙が。

UC5が待ちきれないくらいの出来だと思うがそれだけに残念なのは、今回の主役機の一つであるシャンブロとスナイパーライフルの携帯ストラップが製品化されていなかったことだ。隠し球MSのロボット魂はそれなりに売れるかも知れないけど、スナイパーライフル携帯ストラップを劇場で販売しておけば、おっさんホイホイ間違いなしだったのに。



と言う訳で、11月25日までやっているので、戦中派も戦後派も是非!
(ビールを飲みながら映画を観ると、トイレに行きたくなるので、もう買いません)

※ そういう意味ではパーツが豊富なために維持が容易なMS-06Jが出てこないのは少し不自然

季刊「ガノタ塾」 2011-冬号へ続く



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