トレーニング経験豊富な集団において、全身を部位別にくまなくトレーニングする一般的なプログラムを課されたグループよりも、スクワットだけを行ったグループの方が筋量の伸びが大きかった。
それだけでなく、スクワットしか行っていないにもかかわらず、比較グループよりも上腕などが発達したという・・・。
それだけでなく、スクワットしか行っていないにもかかわらず、比較グループよりも上腕などが発達したという・・・。
【スクワットのみで、何故、上半身や上腕が発達したのか?-前編】
「物理的理由:1
スクワットは言わずと知れた全身運動である為」
腕が発達するには、負荷に対する抵抗によって筋線維が微細な損傷を受けないといけないと言うのが一般的な理解である(※)。スクワットで腕を含めた上半身が発達するのであれば、スクワットによってそれらの部位が刺激される必要がある。
スクワットは、下半身だけで動作が完遂されるのではなく、多岐多様にわたる関節と筋肉の連動を必要とする全身運動である。
したがって、一見、上半身を使っていないように見えるが、実際には全身の筋肉が動作に大きく関わっているため、スクワットによって上半身の筋群も刺激やダメージを受ける。
「物理的理由:2
スクワットで使用する重量は、非常に重たい」
スクワットにおける使用重量は、腕などで使用する重量の10倍前後の重さになる。20kgダンベルで激しく腕のトレーニングをすることはあっても、腕のトレーニングにおいては瞬間的に200kgの重量を腕が保持することはない。
腕専用のトレーニングとは次元の異なる高負荷が一瞬でも腕にかかれば、アイソメトリックな収縮であれど、腕や上半身は大きな刺激を受けるはずである。
物理的な刺激から考えると、スクワットの全身連動性や最も重たい重量を扱うトレーニング動作のひとつであるという特性は、上半身の発達を大いに促すように思える。
しかし、負荷が大きいと言っても通常のアイソトニックな筋収縮による腕専用トレーニングよりも良い結果を出せるものだろうか?
#3へ続く
【関連】
新しいトレプログラムを考える 序論 #1
新しいトレプログラムを考える 序論 #2
新しいトレプログラムを考える 序論 #3
トレーニング頻度考 2008-1
トレーニング頻度考 2008-1
トレーニング頻度考 2007-1
トレーニング頻度考 2007-2
「物理的理由:1
スクワットは言わずと知れた全身運動である為」
腕が発達するには、負荷に対する抵抗によって筋線維が微細な損傷を受けないといけないと言うのが一般的な理解である(※)。スクワットで腕を含めた上半身が発達するのであれば、スクワットによってそれらの部位が刺激される必要がある。
スクワットは、下半身だけで動作が完遂されるのではなく、多岐多様にわたる関節と筋肉の連動を必要とする全身運動である。
したがって、一見、上半身を使っていないように見えるが、実際には全身の筋肉が動作に大きく関わっているため、スクワットによって上半身の筋群も刺激やダメージを受ける。
「物理的理由:2
スクワットで使用する重量は、非常に重たい」
スクワットにおける使用重量は、腕などで使用する重量の10倍前後の重さになる。20kgダンベルで激しく腕のトレーニングをすることはあっても、腕のトレーニングにおいては瞬間的に200kgの重量を腕が保持することはない。
腕専用のトレーニングとは次元の異なる高負荷が一瞬でも腕にかかれば、アイソメトリックな収縮であれど、腕や上半身は大きな刺激を受けるはずである。
物理的な刺激から考えると、スクワットの全身連動性や最も重たい重量を扱うトレーニング動作のひとつであるという特性は、上半身の発達を大いに促すように思える。
しかし、負荷が大きいと言っても通常のアイソトニックな筋収縮による腕専用トレーニングよりも良い結果を出せるものだろうか?
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