EAA本来であれば、トレーニング直後は筋分解が高まっているため、トレーニングを終えて数時間経過してから、筋合成が高まり始めると言われています。

運動前のEAA摂取や運動最中のBCAA補給は、運動中や運動直後の筋分解を抑制し、筋合成を高く保つので、トレーニングを終えて直ぐに筋肉の回復が早まるという大きな利点があります。

運動前のEAA補給は一見、筋肉の材料を補っている単純行為のように思えますが、実のところ運動中の筋分解を抑えつつ筋合成を高めるシグナルを身体に送り込むと言う手の込んだテクニックなのです。

ファイナルEAA+HMBもまた、単なる栄養補給に留まらないアナボリズムをコントロールする術として、基本的にはトレーニング前に摂取しますが、前回の基本に引き続き、その運用イメージを考えてみましょう。

【ファイナルEAA+HMB運用法-基本編:その2】

トレーニング前:ファイナルEAA+HMB

トレーニング最中:C3X-SCなどのBCAA系

トレーニング直後:グルタミン

更に15〜45分後:通常の食事、もしくはプロテイン+糖質

トレ直後の栄養素にグルタミンを採用することで、コストを抑えながら回復力UPを狙う戦術。



【ファイナルEAA+HMB運用法-減量編】

トレーニング前:ファイナルEAA+HMB + ファイナルバーン※

トレーニング最中:C3X-SCなどのBCAA系

トレーニング直後:グルタミン

更に15〜45分後:通常の食事、もしくはプロテイン+糖質

※ ファイナルバーンには、L-カルニチンが多く含まれるので、早期回復や遅発性筋肉痛の予防が期待できる



【ファイナルEAA+HMB運用法-予算はある編】

トレーニング前:ハイパードライブ

トレーニング最中:C3X-SCなどのBCAA系

トレーニング直後:ファイナルEAA+HMB、もしくはグルタミン(両方をブレンドしても良い)

更に15〜45分後:通常の食事、もしくはプロテイン+糖質

日中のドリンクとしてファイナルEAA+HMBをドロップタンクに採用。

トレーニング前には、現在最高のトレーニング前専用サプリを採用しつつ、EAAは日常生活における筋分解抑制と筋合成促進目的のドロップタンクに仕込む。



目的と予算に応じて、上記のように使い分けると主観的体感や客観的数値に良い変化が現れるでしょう。

トレーニング前の栄養補給は確かに重要ですが、その他のタイミングや日常生活での栄養補給がお座なりになっていると話にならないので、結局の所はトータルケアが必須です。

そのあたりは、

日常生活における筋分解抑制法
勤務中のおにぎり活用法
・トレ直後メシ

等を参考にしつつ、上手く立ち回ってみましょう。



【関連】
ファイナルEAA+HMB運用考-前編
ファイナルEAA+HMB運用考-中編
ファイナルEAA+HMB運用考-後編
プレワークアウト問答2006