「EAAの積極的補給というテクニック」

EAAトレーニング前後のEAAの集中補給によって筋合成が高まるということは、それだけ早く回復が進むと言うことです。

通常であれば、運動後、数時間は筋分解が昂進して、筋合成量を上回るので、正味の回復は運動してからかなり時間が経ってからになります。

トレーニング前のEAA摂取は、トレーニング直後から既に筋合成が筋分解を上回ると言われているので、完全回復である超回復までの時間が短縮される他、超回復による筋肥大などの改善の幅も広がると言うことです。

EAAは必ずしも不足しがちな栄養素ではありませんが、このような現象をもたらす特性を持つ為、食品やプロテインからではなく、EAAのみを抽出したサプリメントを使用するというテクニカル的な意義があります。

つまり、回復を早め超回復を確実に引出すテクニックとして、トレーニング前後にEAAを積極的に補給する訳です。



【ファイナルEAA+HMB運用法-基本編】

ファイナルEAAは、必須アミノ酸とHMBを主体としたサプリなので、基本的にはトレーニングの前後に適しています。

従ってメインのEAAサプリにファイナルEAA+HMBを採用した場合、トレーニングの前後にファイナルEAA+HMBを摂取することになります。

トレーニング前:ファイナルEAA+HMB

トレーニング最中:C3X-SCなどのBCAA系

トレーニング直後:ファイナルEAA+HMB

と言ったイメージです。



そして、体格や運動時間、トレーニングサイクル、目的を加味しながら、それぞれのタイミングにおける糖質摂取を決定します。おにぎりやバナナ、ゼリー飲料を食すか、もしくは、手っ取り早くジュースやコーラでサプリを流し込んでも良いでしょう。

筋分解抑制シグナルたるBCAAやEAAをしっかり補給できていれば、運動時間が過度で無い限りは糖質が大幅に不足することはありません。トレーニング後にシッカリとお好みの食品で補給するのが良いでしょう。

後編へ続く



【関連】
ファイナルEAA+HMB運用考-前編
ファイナルEAA+HMB運用考-中編
ファイナルEAA+HMB運用考-後編
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