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イントロダクション-1

コストばかりを尺度にしていると人生つまらなくなるというのが持論のマスターですが、例えばDIY。下手なので、コストばかりかかってしまっています。

材料を買って来て、何かを作ったとします。この時点で、既にメイドインチャイナ等の既製品の値段を超えてしまっています。更に出来が悪ければ、コストと結果の二要素で考える関数においては、圧倒的に既製品に軍配が上がります。

上手いDIYではなく、下手なDIYが既製品に勝てるのは、マスプロダクトにはない個性や自己満足感です。



家庭菜園についてもそうです。

苗代、土代、肥料代、水代を足した代金で、一体どれだけ野菜や果物が買えるでしょうか?生育までに要する莫大な自分の労働時間をコストに含めたりなどすると、比較にもなりません(当たり前だけど、労働と考えずにエクササイズと考えないといけない)。

しかも、庭で作った場合、その土地には固定資産税が発生しています。

これら目に見える単純な要素の和だけから考えても、家庭菜園のコストは高いと言えます。ただし、これも安全や満足感などのパラメーターを加えることで、趣味としての言訳は立つでしょう。

ある程度の自給率を確保でき、しかもコストがかからない栽培方法はないものでしょうか?

それが貸し農園です。広大な土地を格安な価格で借りることができます。手が回らない畑が荒れるのを嫌う個人相手なら、無料で借りることも可能です。

家庭菜園の比にはならない規模で行うので、最終生産物のコストは下がり、ひょっとしたらスーパーの野菜に匹敵する金額かそれを下回るかも知れません。しかも、安全性はお墨付き。

普通のライフスタイルであれば、毎週土日の2日間の作業になります。

貸し農園が遠い場合は、金曜の晩に車に乗って、郊外の現地にリゾート気分で泊まるのが良いでしょう。その際、車中泊でもテント泊でも良いのですが、それを長年のライフスタイルにするのであれば、キャンピングカーが良いかも知れません。

畑に横付けして車中泊。起きたら、その時その時、成っているものをもいで、食べながら朝一の作業。日が暮れたら、設営いらずの車内に・・・というスタイルを想像すると、非常にコストパフォーマンスが高いように思えます。

昔は、キャンピングカーに対して良いイメージを持っていなかったのですが、月から金までしっかり働いて、土日は別世界で暮らすというライフスタイルを想像するようになり、パフォーマンス以外のパラメーターや価値観を考慮しだすと、キャンピングカー暮らしが非現実的でではなく実用的であることが見えてきました。ヨーロッパの中流であれば、別荘になるのですが、日本においては難しいという現実や以下の問題を孕みます。





イントロダクション-2

大抵の経済学者の先生の言うことでは、不動産は上がり下がりはすれど、価値が0やマイナスになることはないということでした。ハイパーインフレが来ようが国家が破綻しようが、土地はなくならないと。

確かにこれまでの価値観ではそうでした。ただし、先生達の論理のパラメーターには、湯沸器事故が含まれていませんでした。今や完全に既存のパラダイムは崩壊したわけです。

事故によってヨロシクナイ物質が自分の物件に降ってくれば、その価値は下がります。量如何では、価値0になってしまいます。そして、それは「人間」の経済という名の都合による尺度ですが、単純に生物としての尺度で計算すると、大きなマイナスになってしまうことに気がつく「人間」は少ないようです。



困った物質が自分の物件に降り注いだとしたら、代償をもらえるものと、漠然かつ漫然と我々は信じてきました。

ところが、今のところ、誰一人として当事者や政府から、代替である新天地を提供された人はいません。それどころか、本来なら移住区域である人達の帰還が計画されているとのことです。

この事実から見るだけで、既にわかることは、物件を殺人物質で汚染した代償を支払う能力がないのか、その気が無いのか、今のことろ汚染を受けた不動産に関しての今後が見えてきません。

困った度が高い地域だけ特別に疾病率が上がってしまうと因果関係を認めないといけないせいか、瓦礫や灰、汚泥そのものやそれらを加工した建材や肥料、そして食品を流通させることによって困った物質を全国にあまねく拡散させて、平均して摂り込ませようとしているように見えなくもありません。国民全員が平たく摂り込めば、ヨロシクナイ物質と疾病率の因果関係を有耶無耶にでき、差別もなくなります。

被害者の保証を真っ当に行えば、チェルシーで崩壊したソヴィエトよろしく、日本も破綻してしまうからでしょうか。もし、そうであるなら、既にこの国に王手がかかっていると妄想してしまうような皮膚感覚を持っても良いでしょう。



もうひとつわかったことは、今後も大量放出があるかも知れないという可能性と他の湯沸器も爆発する可能性は0ではない言うことです。

電源を喪失し、予備電源が働かなければ、ものの数時間で大惨事に繋がることが今回の事故で証明されました。また、何年も前に制作された、そうなると確定しているというシミュレーション映像を観ることもできます。それらの事実を目の当りにしても、今回はたまたまで、今後、自分が生きている内に事故が起こらないと思う人がいるでしょうか?

また、日本近隣の国々では、日本の数倍もの湯沸器が稼働中です。これらのどれかが事故を起こさない可能性と起こす可能性のどちらが高いでしょうか?

ともあれ、ことが起こった際には、日本の何処にいても、風向き次第で自分の身に困った物質が「至極簡単に」降りかかってくるのです。



これらを踏まえると、あくまで日本に住むと言うことに固執する場合においての正しいライフスタイルは、「右往左往」かも知れません。

あっちの湯沸器が爆発したから、今年はこっち。アノ国の影響で、どこそこにホットエリアができたから、今度はそっち。と、根無し草のジプシーのような生活も想像できます。

その際に役立つのは、燃料さえあれば全てのインフラが揃った一つの独立国家(※)であるキャンピングカーです。ヨロシクナイ物質の影響で価値が下がらない新しい資産です。

自分が住んでいる地域が危機的状況になっても、避難所に比べて、生活レベルを極端に下げることなく避難することが可能です。そして、安全そうな地域に移住して、貸し農園に横付けすれば、直ぐにでも生活が可能になります。

もちろん、その際は、現代の消費至上経済からの価値観を転換し、生物や人間らしさのパラメーターを思考に移植できればという仮定の話になりますが、それくらいの激変を余儀なくさせるほど、湯沸器の崩壊はその国の人の暮らしと健康(と子孫)を破壊するのです。

本編へ続く


※ 個人個人、企業企業がオフ・インフラ、独自インフラを志向するようになれば、世の中はどれほど変るでしょうか?と言う話



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