ジムへ通うべきか否か?ジム通いを続けるか否か?-15 補講編-3
あなたがアスリートで今現在通っているジムを続けようかどうか迷っている場合、以下のポイントがその判断基準のウエイトを占めるでしょう。
1、フリーウエイトがない
2、フリーウエイトはあるがその総重量が低い
3、マシン類が油圧や空気圧(※)、もしくはゴム抵抗
1と2の環境がアスリートにとって好ましくないのは簡単に理解できますが、何故3の環境がよろしくないでしょうか?
あなたがアスリートで今現在通っているジムを続けようかどうか迷っている場合、以下のポイントがその判断基準のウエイトを占めるでしょう。
1、フリーウエイトがない
2、フリーウエイトはあるがその総重量が低い
3、マシン類が油圧や空気圧(※)、もしくはゴム抵抗
1と2の環境がアスリートにとって好ましくないのは簡単に理解できますが、何故3の環境がよろしくないでしょうか?
補講編
「アスリートの場合」-3
フリーウエイトやマシンで行う俗に言うウエイトトレーニングは、一種の抵抗運動です。筋肉を始めとする身体に器具や重量そのものの抵抗によって負荷をかける運動になります。
抵抗を利用した負荷によって鍛えられるのは、筋肉だけではありません。ウエイトトレーニングは、神経を含めたトータルでの身体能力や身体強度を高めることを目的としています。
ところが、これら抵抗運動のやり方や種類によっては、アスリートのトータルパフォーマンスを時に下げかねない可能性を持ちます。
競技中の動きにおいては、ほとんどが最初が最もきつく、後は慣性の働きが強い所謂、初動負荷的な力の発揮のされ方をします。動作の初めに最も力を必要とする傾向があるのです。
これに対し、問題のマシン達は、終動負荷的な筋肉への負荷のかかり方や等速的な筋収縮による動作になってしまいます。
競技者の場合、本来は筋肉を速く収縮させる能力を高めたいところですが、これらのマシン類に慣れすぎてしまうと、一定の速度で持続的に筋肉を収縮させる癖がつく可能性があり、場合によってはスピードの低下や動作パフォーマンスの低下が起こりかねません。
競技と離れた完全なオフシーズンに割り切った弱点克服的部位鍛錬として、マシン類を利用する分にはどのような機構のものでも構わないかも知れませんが、シーズン前やシーズン中のフリーウエイトの補助としてマシン類を利用するのであれば、普通のウエイトスタック式のマシンの方が遙かに適するでしょう。
ウエイトトレーニングを行う目的はただひとつ、「競技パフォーマンスの改善」というアスリートであれば、上のような理由から触れるべきマシンと全く触る必要の無いマシンの区別がつくはずです。
そして、アスリートであるなしに関わらず、目的がハッキリしているのであれば、どのようなジムに通うべきか目的が教えてくれることでしょう。
おわり
※ カイザー等の電動式空気圧マシンは、ウエイトを動かしてトップポジションにホールドしてから擬似負荷を任意に高めることができるので、ウエイトを戻す段階でありえない負荷をかけることができるセルフ・スーパー・ネガティブトレーニングが可能。アスリートであれど、オフシーズンのショックトレーニングに活用できる。
【Ex】
時間が無い時はケーブル種目を省く
【関連】
ジムへ通うべきか否か? #1
ジムへ通うべきか否か? #2
ジムへ通うべきか否か? #3
ジムへ通うべきか否か? #4
ジムへ通うべきか否か? #5
ジムへ通うべきか否か? #6
ジムへ通うべきか否か? #7
ジムへ通うべきか否か? #8
ジムへ通うべきか否か? #9
ジムへ通うべきか否か? #10
ジムへ通うべきか否か? #11
ジムへ通うべきか否か? #12
ジムへ通うべきか否か? #13
ジムへ通うべきか否か? #14
ジムへ通うべきか否か? #15
えせトレーナーに訊いてみよう-まとめ
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フリーウエイトやマシンで行う俗に言うウエイトトレーニングは、一種の抵抗運動です。筋肉を始めとする身体に器具や重量そのものの抵抗によって負荷をかける運動になります。
抵抗を利用した負荷によって鍛えられるのは、筋肉だけではありません。ウエイトトレーニングは、神経を含めたトータルでの身体能力や身体強度を高めることを目的としています。
ところが、これら抵抗運動のやり方や種類によっては、アスリートのトータルパフォーマンスを時に下げかねない可能性を持ちます。
競技中の動きにおいては、ほとんどが最初が最もきつく、後は慣性の働きが強い所謂、初動負荷的な力の発揮のされ方をします。動作の初めに最も力を必要とする傾向があるのです。
これに対し、問題のマシン達は、終動負荷的な筋肉への負荷のかかり方や等速的な筋収縮による動作になってしまいます。
競技者の場合、本来は筋肉を速く収縮させる能力を高めたいところですが、これらのマシン類に慣れすぎてしまうと、一定の速度で持続的に筋肉を収縮させる癖がつく可能性があり、場合によってはスピードの低下や動作パフォーマンスの低下が起こりかねません。
競技と離れた完全なオフシーズンに割り切った弱点克服的部位鍛錬として、マシン類を利用する分にはどのような機構のものでも構わないかも知れませんが、シーズン前やシーズン中のフリーウエイトの補助としてマシン類を利用するのであれば、普通のウエイトスタック式のマシンの方が遙かに適するでしょう。
ウエイトトレーニングを行う目的はただひとつ、「競技パフォーマンスの改善」というアスリートであれば、上のような理由から触れるべきマシンと全く触る必要の無いマシンの区別がつくはずです。
そして、アスリートであるなしに関わらず、目的がハッキリしているのであれば、どのようなジムに通うべきか目的が教えてくれることでしょう。
おわり
※ カイザー等の電動式空気圧マシンは、ウエイトを動かしてトップポジションにホールドしてから擬似負荷を任意に高めることができるので、ウエイトを戻す段階でありえない負荷をかけることができるセルフ・スーパー・ネガティブトレーニングが可能。アスリートであれど、オフシーズンのショックトレーニングに活用できる。
【Ex】
時間が無い時はケーブル種目を省く
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