十分な予算の元にサプリメンテーションを組めるのであれば、基本サプリに「ハイパードライブ」を加えるのが良いだろう。基本サプリのほとんどは毎日摂取するタイプが占めるがハイパードライブは、トレーニング前専用の珍しいサプリメントである。
ウエイトトレーニング前に摂るべき栄養素として今日ではEAAが筆頭に挙がるようになった。トレーニング前にEAAを摂取することで、その後の筋合成が飛躍的に高まることが判明しているからだ。
これに血流増加成分や必須アミノ酸のロイシンを加えることが理想とされる。
必須サプリ その2「ハイパードライブ」
ハイパードライブは、上で挙げた3つの栄養素を余すことなく、しかも十分な用量を含有している。
そして、それらに留まらず、トレーニング前に摂るべき栄養素の中でも重要性の高い以下の成分を洗い出して採用しているのだ。
4、フォスファチジルセリン
大豆から抽出されるリン脂質フォスファチジルセリン（PS)は、認知機能や記憶力などの脳機能を高める健康成分として長く利用されてきた天然の栄養素である。
PSは従来の認識通りの健康増進機能だけに着目しても十分な利用価値があるが、実は筋肉に対しても高い効果が期待できるマルチな栄養素でもあるのだ。
筋肉増強となると心情的にも表面的な理解としても、「アナボリック」や「筋合成」という言葉に終始囚われがちになってしまうが、実のところ筋肉が付く付かないは、筋合成と筋分解の和によって決定される足し算引き算の話なのだ。
筋合成が如何に高まろうとその量を超える筋分解が起こってしまえば、その和はマイナス、つまり「筋肉が減る」という結果になってしまう。単純な計算だけでも、筋合成よりも筋分解に留意すべきなのは明白であるが、それだけに留まらない。
筋分解を促進するホルモン「コルチゾール」は、高いレベルが慢性化すると、アナボリックホルモンレベルを下げて筋合成を抑制し、更に悪いことに脳機能まで低下させてしまうのだ。コルチゾールは、筋肉だけでなく脳と心まで「溶かして縮めてしまう」分解ホルモンという文字通りの作用を持つのである。
運動後やストレスを受けた時にコルチゾールの分泌が一時的に高まるが、適切な処置が成されなかった場合、高いレベルを保ち続けることがあり、筋肉にとって大きなマイナス要因となる。この際にコルチゾールの分泌を抑え、その持続を断ち切ることができれば、筋合成が優位になる期間を伸ばすことができる。
PSは、運動やストレスによるコルチゾール分泌を適度に抑えてくれる働きがあり、レジスタンストレーニングからの回復を早めることが認められている。身体や精神に大きな負担がかかった時にPSを摂取することで、コルチゾールによる不必要な損失を減らすことができるのだ。
ハイパードライブには、十分な用量のPSが配合されており、通常であればトレーニング直後は筋分解が優位になっているが、EAAなどの成分と相乗することで、トレーニング直後から筋合成が優位になっている状態を作り出すことができる。
つまり、運動後、数時間経たないと始まらない筋修復がトレーニング直後から開始されるので、トレーニングマニュアルの図式のような超回復を実際に起こすことが可能になるのだ。
＃2-後編へ続く
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つまり、運動後、数時間経たないと始まらない筋修復がトレーニング直後から開始されるので、トレーニングマニュアルの図式のような超回復を実際に起こすことが可能になるのだ。
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