最終回
「番外編-マスターの場合」


サプリ塾ではプロテインをそれほどプッシュしてはいないが、プロテインはタンパク質を補給するのに都合が良いプロダクトだ。

調理の手間はもちろん、目的のタンパク質量を胃に収めるまでの時間もほとんど必要が無く、グラム辺りのコストから考えても、時間を加味した包括的コストから考えても、コストが非常に低いタンパク源とみることができる。

ところが、時間に追われる現代人にフィットするプロダクトをマスターは、現在、ほとんど利用していない。

マスターとプロテイン2010
マスターとプロテイン2008



それは何故か?
タンパク質の不足が起きていないからだ。

誰もがたいていは、1日3回の食事を摂るだろう。その3度の食事で必要とするタンパク質が得られなかった場合、プロテインなどの追加の間食によってタンパク質の不足分を確保するのがセオリーである。

大なり小の違いがあれど、運動を行う人であれば、全く運動をしない人よりも多くのタンパク質を必要とする。それがレジスタンストレーニングなどの激しい抵抗運動、あるいは長時間の運動であれば、より一層のタンパク質が必要と考えられている。



ただし、これは運動時の代謝によってもたらされる筋分解量を基にしているので、筋分解量を低く抑えることができれば、それほど多くのタンパク質の摂取は必要としない。

これに加えて3度の食事におけるタンパク質の正味摂り込み量を増やすことができれば、エクストラのタンパク質の出番も少なくなる。

同様に日常生活における低血糖による筋分解やストレスによる筋分解を制覇する事ができれば、ますます必要タンパク質量を減らすことができるだろう。

後編へ続く



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