ジムへ通うべきか否か?ジム通いを続けるか否か?-12 番外編-5

Q:フィットネスに関係のない話でサプリ塾を知りましたが、毎日読んでいる内にトレーニングを始めようと思い至りました。そこで、近所のスポーツクラブに通うか、家でのホームトレーニングにするか悩んでいます。


番外編-5
番外編-1の謎解き編」-3

この問題に対しての真っ当であろう考察は、#9で終了です。

前々回からは、「会費がやや高めの設備が充実した施設の退会率が上がってしまったのは、不景気のせいではない!!」という番外編です。

トレーニング設備が充実したチョット会費が高めのジムを辞めてしまった人達は一体どのような人達なのでしょう?

一見、景気の影響を受けやすい人に思えそうですが、実のところ、予算が十分にある人と目的意識が高い人達ではないでしょうか。

充実した設備ゆえの独占寡占チックな立場に胡座をかいて、ソフトウェアやアメニティを蔑ろにしてしまったら、立ち所に予算がある人や目的意識が高い人達はいなくなってしまいます。



安易な方法で会員数を増やすために本来の客層から外れた母体数の多い一般層へとターゲットを広げて無理にでも会員数を増やすと、ジム内の不快指数は一気に急上昇することでしょう。

本来なら、時間やコスト、知恵が必要であってもコンセプト通りの客層を呼び込める努力と工夫を続けるべきです。

本来のターゲットと異なる客層の増加は、長期間所属してくれることでジムに安定した収入をもたらすはずの予算のある顧客や目的意識の高い顧客離れに繋がります。



・モチベーションと知識を与えてくれるスタッフ
・モチベーションと知識を与えてくれる他の会員
・マナーが良い、学ぶべき所がある他の会員
・ジム内の癒やしやアメニティ

独占的インフラに胡座をかいて本質を見失えば、これらのソフトウェアが疎かになる可能性があり、また、本来のコンセプトとは違う客層が大量に増加してもこれらが低下するのは明かです。

予算がある人、目的意識が高い人は、数値化やビジュアル化しにくいソフトウェアの変化に敏感なのです。

そして、ソフトウェアの低下は、本来なら長期間所属してくれて尚且つ、フロントでのウェアやサプリなども購入してくれる会員層を失うという二次的損失とその層の新規入会者の退会率増加という悪循環まで招くのです。



最後に考えてみましょう。

客層の変化は、ジム内のソフトウェアの変化に影響を及ぼしますが、そもそも、ソフトウェアの低下や客層の変化が起こったのは、誰のせいでしょうか?

もちろん、不景気や世の中のせいではないはずです!

番外編おわり


補講編へ続く



【Ex】
ヤングマスターの退会防止策

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