個人戦からイマジネーションの問題へ
〜イントロダクション〜


星間航行できる科学技術を持つ宇宙人が地球にやってきて、わざわざ侵略戦争を開始するというストーリーは、あまり好きではありません。何らかの略奪や搾取は行っていると思いますが、多くの宇宙人は日本製の漫画の続きや地球人自身が織りなすストーリーが気になって滞在を延ばしているのだと想像します。

ただ、露骨な宇宙人侵略映画がリアルでないとしても、突っ込みを入れずに単純な娯楽映画として見れば楽しめると思います。

その最たるは、「インディペンデンスデイ」。

数十kmの巨大宇宙船がNY上空に。
ビルの屋上に集って歓迎するコンタクターや宇宙人信奉者達。未知との遭遇におけるコミュニケーションの瞬間を満面の笑みで心待ちにしています。

対するエイリアンはファーストコンタクトとして、

「死ね!」

の第一声と共に強大なレーザービームを地上に打ち放って、歓喜のお出迎えの人々もろとも都市を蒸発させます。



イデオロギーや進化の過程そのもの、生物としてのコンセプトが異なれば、相互理解どころかコミュニケーションを取ることすら不可能な場合もあるかも知れません。

インディペンデンスデイのエイリアンは、異常発生したイナゴの大群のように全てを食い尽くしては、「次」を求めて移動する焼き畑的な生態を持つ生物だったという背景も含めて、ファーストコンタクトが知的接触ではなく、「死ね!」である点は作品中最もリアルで説得力のあるシーンに思えます。

ともかく、種としてのコンセプトが異なる場合、簡単に理解し合うのは難しいことだけは確かです。



個人戦からイマジネーションの問題へ
〜イントロダクション2〜


内外から、日本人は怒らないと良く言われます。

DNA的にストイックで我慢強いのもありますがその他の理由として、不条理に対して怒らないように(牙をむかないように)義務教育で洗脳されているからでもあります。


日本人の我慢強さを揶揄った有名なコピーを以下に貼ってみます。

中国「(ヒソヒソ)日本を本気で怒らせてみたいが、難しい。潜水艦で領海に入っても怒らない」
韓国「竹島を占拠しても怒らない」
ロシア「北方領土を返さなくても怒らない」

北朝鮮「なら、おれが核ミサイルをぶち込んでみようか」
米国 「よせ、それはもうおれがやってみた」

米露韓中北「一体どうすれば…(途方にくれる)」

中・韓「俺らは日本人を怒らせようと犯罪者を大量に輸出してみたんだが、逆にビザ免除に動いてくれてるし‥」
北・露「ふーむ…」

米国「・・・あ、でも、牛肉に脊柱にいれたら、日本国民が激怒したな‥」
露韓中北「それは、おまい怒るよ」

中国「野菜に毒(農薬?)盛ったら怒ったぞ?」
韓国「生ゴミ餃子も怒った」
米国「寄生虫の卵を食い物に入れて輸出しあってる奴はちょっと黙れ」

ロシア「あいつ、食い物以外じゃ怒らねーんじゃねーの?」
米韓中北「あ!」



このようなギャグが産まれるほど、我慢強く怒りにくい日本人ですが、もし、あなたが十分な対価を払っている相手に、

「死ね!」
「家畜!」

「家畜は黙って、出された物を食べてろ!」
「家畜は温和しく、死ぬまで搾乳されていろ!」


突然に面と向かって、このようなことを言われたとしたら、どうでしょう?

相手が何を言っているのか理解に苦しむ場合もあるでしょうが、多くの人は怒り、行動を起こすはず(べき)です。

本編へ続く



【関連】
ブルベガー1隻と Part.2 #1
ブルベガー1隻と Part.2 #2
ブルベガー1隻と Part.2 #3

更新再開
ブルベガー1隻と #1
ブルベガー1隻と #2
ブルベガー1隻と #3
ブルベガー1隻と #4
ブルベガー1隻と #5
ブルベガー1隻と #6
ブルベガー1隻と #7
ブルベガー1隻と #8
ブルベガー1隻と #9

【Ex】
メモ&号外その2
メモ2
メモ3