「エピローグ中編」

クレアチン小クレアチンはサイクルすべきか?
それとも、オフをとらないノンサイクルで摂取し続けるべきか?

様々な作用から、そして最もコストがかからないスポーツサプリメントであると言う点からも、クレアチンはできればノンサイクルで継続したいアイテムと言えます。

クレアチンを継続することに経済的な問題がある場合や運動目的から大きく外れる場合以外は、継続すべき価値があります。

クレアチンの効果は多岐に渡りますが、クレアチンを摂取する人の目的の大半が筋力アップと筋肥大でしょう。

筋肥大を果たす鍵になる重要な要素の一つが、筋細胞上のサテライト細胞です。

チマチマした超回復だけでは、120cmもの胸囲を持つ分厚い胸板やコールドで40cmを軽々と超える上腕に発達するとは、中々、思えません。その内部では、個体進化とも呼べるようなドラマチックな変化が起こっていると考える方が自然です。

それがサテライト細胞刺激による筋線維数の増加や筋細胞核の増殖です。



近年では、人間においてもひとたび増えた筋線維や細胞核は減らないと考えられ、つまるところ、これらの増加は一過性の張りぼて的筋肥大ではなく、長期的に保存される形質であると研究によってある程度判明しています。

簡単にはリセットされない長持ちするデカイ身体を作り上げるには、サテライト細胞活性による筋線維増殖と細胞核増殖を目指さないといけない・・・いや、デカイ身体を作るには長い年月が必要なのは明白ですが、その間にはブランクなどの様々な障害が発生するので、短期的な一過性の筋肥大よりも恒久的な筋肥大が必要となります。

つまり、筋線維や細胞核を増やせた者だけが結果的に規格外の身体を手に入れることができるのでしょう。

#12へ続く



【Ex】
クレアチン製品の選び方-前編
クレアチン製品の選び方-後編

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