(2011/02/27に書かれたものです)

実践編-1
「どのおにぎりを選ぶか-ワークアウト前後編」


にぎおにぎりは、いつでも何処でも短時間で目的の炭水化物量を補給できるので、あらゆるシーンで役に立ちます。

でも、いざ、出先でおにぎりを買おうと思ったときに少々悩むことがあるかも知れません。

おにぎりコーナーに並ぶその種類があまりにも多いからです。

ご飯のグリセミック指数は比較的高いのですが、加工や具材によっては、吸収速度が変わってきます。

今回は、緊急のエネルギー源やトレーニング前後の糖質補給に適したおにぎりを紹介します。



トレーニング前後のエネルギー補給に適する食品は単に必要カロリーを満たすだけでなく

・吸収が速やか
・グリコーゲン補填促進作用などの機能性
・疲労回復作用
・抗酸化作用

これらの条件を満たしているのが理想です。

コンビニなどでおにぎり選択に迷った場合は、「うめ」か「ゆかり」を選んでみましょう。

梅干しや赤紫蘇には、スポーツサプリメントとして人気のあるクエン酸が多く含まれているからです。



クエン酸には、グリコーゲン補填を促進する作用や疲労回復効果があるので、炭水化物とクエン酸を同時に補給できる梅系おにぎりを食べる行為は、単なるエネルギー補給に終わらない立派な実践栄養学的テクニックなのです。

また、紫蘇の色素には、抗酸化作用があります。運動において過剰に発生しがちな活性酸素の働きをやんわりと抑えてあげるのも、回復促進やベストコンディションの手助けとなります。

更に梅系おにぎりは胃酸を分泌させるので、消化が早く進みます。スッパイおにぎりは、トレーニング前のエネルギー源チャージや運動後の速やかな回復のみならず、他の摂取栄養素の吸収率まで高まるというオマケがつきます。



ということで、コンビニで迷ったら場合や何を握ればいいか解らない場合は、梅系のおにぎりを食べてみましょう。

え!?売切れていたら?
その時は、梅干しの酸っぱさを思い出して唾を分泌すれば良いでしょう。


#4へ続く



【Ex】
いつ飲む?クエン酸

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