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イントロダクション-前編

このシリーズはトレーニング初心者はこのようなプログラムに従って運動を行うべきだ!という話ではありません。

ジム側がこのようなアプローチで初心者対策に取組めば、ジムが快適に回りますという、長期利用者側や運営側の視点に立った話です。

つまり、初心者の立場に立った話ではなく、長年のジムリピーターと運営側の都合に合せた話です。

ただし、全ての人がハッピーになるような提案になればと思い書いてみます。

皆さんは、ドリアン・イエーツをご存じでしょうか?そして、彼のトレーニングシステムをご存じでしょうか?

あるいは、マイク・メンツァーをご存じか尋ねる方が良いでしょうか?それともアーサー・ジョーンズの話をするのが手っ取り早いでしょうか?



何を況んやとしているかというと、ある種目をなるべく1セットで終わらせてしまう高強度トレーニング「1セット法」の話です。

普通、ウエイトトレーニングは1種目当り3セット程度、あるいは3~5セット行うことが一般的で、事実、多くの人がこのタイプのトレーニング法、すなわち「複数セット法」を採用しているはずです。

ノーチラスマシンの開発者アーサー・ジョーンズが提唱したトレーニング方法やその流れを組むマイク・メンツァーの「ヘヴィ・デューティ・トレーニング」、ドリアン・イエーツなどのトレーニング法は、1種目を複数セットではなく可能な限り1セットで追い込むというシステムなのです。



1種目につき1セットだけで、トレーニング効果があるなんて信じられない人も多いと思いますが、別に無理に理解する必要も、試してみる必要もありません。

ただ、その考えは

・マシンの構造を最大限に活かす
・フォーストレップ、パーシャルレップ、レストポーズ等の高強度テクニック
・最大限のフォーカス

等々によって、ターゲットの筋肉に対して最大限の負荷をかけることができれば、次のセットは必要ではなくなるので、1セットで十分という理屈です。



このシリーズの趣旨とは実はあまり関係ないのですが、皆さんは「複数セット派」でしょうか?それとも「1セット派」でしょうか?ちなみにマスターは、アッチの方は「複数セット派」ですがトレーニングに関しては絶滅危惧種の1セット派なのです。

序-後編へ続く



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