運動中の筋分解

運動前~運動最中に積極的な栄養補給をしない場合、少なくとも1時間当り30gの筋分解が起こると言われている。運動による筋肉の正確な分解量は、尿をモニタリングしない限り知ることはできない。

また、ウエイトトレーニングなどの激しい抵抗運動では更に筋分解が進むと考えられている。

これらを総合すると、レジスタンストレーニングを行う人は、筋分解による筋肉の損失を補填するために、だいたいの目安として体重の2倍以上のg数のタンパク質補給が推奨されているのだ。

メジャーな一般論であり定説であるタンパク質2倍説も上記の理屈から一応の説明がつくが、これに忠実に従っても結果が得られない人が多く存在するのは、ひどく当たり前の話である。


運動時における筋分解による筋肉の喪失量は、体質やホルモンレベルという個人差を無視しても、

A:運動時間
B:運動強度
C:体格
D:運動時の血中栄養素状態
等の影響を大きく受ける。



運動時間が長い。
運動強度が高い。
体格が大きい。
空きっ腹での無駄修行。

これらいずれかに当てはまる場合、あるいは複数の因子を持つ残念なケースでは、一般論よりも多くの筋分解による莫大な筋肉の損失が起こることになる。

当然、一般論のタンパク補給では追いつかないのは、算数レベルの話だ。



ここまで理解できたら、勤勉な日本人であれば、

「もっと多くのタンパク質を補給すればいいのか!」
「その為には、プロテイン代のコストダウンを計らねば」


と思ってしまいがちであるが全然違う話である。

#6-後編へ続く



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