運動と焼肉編

焼肉を食べる予定があり、その際のカロリーが気になる場合、どのような対策をとれば良いか?

一般的な感覚では「食べたら動かなきゃ!」と暴食した次の日に運動をする人が多いはずです。月曜日のスポクラが混んでいる理由のひとつではないでしょうか?

しかし、知識と経験を積んだサプリ塾塾生からは違った解答が得られることでしょう。



「焼肉の翌日に運動すべきか?前日に運動すべきか?」

トレーニング経験があるひとであれば、焼肉の予定が判っている場合、その前日か直前にウエイトトレーニングを行うはずです。

沢山食べてしまった後に運動する行為は無駄ではありませんが、一般レベルの運動では効率が良くても体脂肪由来の消費カロリーは総消費カロリーの50%が関の山です。

つまり、食べ過ぎによって貯蔵された体脂肪を後で減らすのは非常に効率が悪いと言うことです。



一方、ウエイトトレーニングは、トレーニング後から32時間前後の間、代謝と筋合成を高める効果があります。

つまり、ウエイトトレーニングの翌日などは、代謝が高いのでカロリーを消費しやすく、体脂肪を蓄えにくい体内環境になっているのです。

そして、筋トレによって破壊された筋肉の再構築には莫大なカロリーを要するほかに、各種栄養素を筋肉に取込みやすくする作用があります。食べたものが筋肉で利用されやすくなり、脂肪細胞に流れにくくなるのです。



従って、焼肉などの高カロリー食を食べる事が明らかに判っている場合、少なくともその前日にウエイトトレーニングなどの強度の高い運動を行っていれば、高カロリー食による体脂肪の無駄な蓄積を防ぐことが可能になります。

また、体脂肪云々という話だけでなく、この話の重要な点は暴食の後に運動する行為は、筋肉にとってカタボリックな行為となり、筋肉を失いかねません。

それに対し、大食の前にウエイトトレーニングを行う行為は、筋肉にとってアナボリックな行為であり、食べたものが体内で有益に利用されるので、非常に建設的な行為とみることができます。



忘年会シーズンのこの時期、上の話を頭に入れておけば、宴会の前日にはトレーニングをサボれないことでしょう!

焼肉攻略作戦-2へ続く



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