「本当のリハビリ日記」・・・後編

ハムストリングスを痛めてから、2週間後の週初め。

隔週スプリントの日がやってきた。

9割近く回復したような感触だったので、スケジュール通り走ってみよう。

週初めに下半身のトレーニングとして隔週で脚のウエイトトレーニングとスプリントを交互に3ヶ月ほど行っていたので、身体がそこそこ丈夫になってきている感触があった。

そこで、今回からプログラムを変更してみることにした。

隔週交代をやめて、毎回、脚のウエイトトレーニングを行い、その後でダッシュを数本行う。



予定通り、脚のウエイトトレーニングを行いトラックへ。

9割近く治っている感触だったので、9割以上の力で走った。

痛みを伴う上、再度怪我をするリスクが高くなるのになるべく強度を落とさない理由は、単純明快。強度を落とすとスプリントにならないからだ。

世間一般では有酸素運動と一括りにされてしまいがちであるが、ウォーキングとジョギングは動作が大きく異なる運動で、同様にジョギングとランニングも使用する筋肉の比率は別物となる。

スピードによって、フォームならびに関節可動域や主導筋や補助筋群はもちろん、そのエネルギーを生み出す代謝系も違ってくるのだ。



つまり、8割以下のスピードに抑えると最早スプリントではなくなり、本来の目的を果たせなくなる。スプリントによる筋力アップを目的とするならば、限りなく全力に近い出力を目指したい。

全力を出力するというのは、腕だけなら簡単かも知れない。あるいはペックディックなどのバタフライマシンで胸だけ。

しかし、全身を全力で出力させるのは、連動性や協調性、関節可動域の要素が重要となるので、口で言うほど簡単ではない。



調子は良かったのだが、やはりハムが硬さによってストライドを元々のキャパすら確保できないせいか、走り終えても出し切った感が少ない。もっと広い可動域が得られれば、スピードと強度が高まって走り終えたときの満足感も向上するのだろう。

で、やめときゃいいのに、蛇足的に1本追加。
調子が良いので、前へ、もっと前へと脚を広げるような意識をしたとき、ブチッ!

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#14へ続く


※ ウエイトも似ている。同じベンチプレスでも、軽い重量:腕か胸の力だけで挙げることができる→重めの重量:胸と腕の力が必要→高重量:背中の力も必要&骨にも影響



【Ex】
マスターがトレ引退しても続けるサプリ

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