トレーニングを始めた初期に出会ったマッスル&フィットネスの記事の一文。

「スーパーマーケットの駐車場では、できるだけ入口から遠い場所に車を駐めて歩く距離を稼ごう!少しでもカロリー消費を増やすんだ」

この掟を未だ、頑なに守っている。

大きな理由は二つ。

現代人は基本設計とは裏腹に歩数が少なすぎるので、ジムという運動のステージ以外の日常生活においても歩数が増える工夫をしないといけないと思うのが第一だ。

フィットネスに真剣に取組んでいない人の中でも似たような考えにたどり着くのが電車通勤のデスクワーカー。

彼らは意外に良く歩く。
駅構内のエレベーターはもちろん、エスカレーターを使わず階段をガンガン登る。

もちろん、無意識でなく自分のライフスタイルを鑑みての行動様式だ。

かつての自分もそうであったが、会話を聞いていると「行きは座れるので、帰りは座れても立つようにしている」と言う人が多い。



また、田舎ならいざ知らず、都会の地下鉄一駅の区間は非常に短いので、運動好きではないけど健康のために目的地の一駅前で降りて一区間歩く人も意外に多い。

信じられない人もいるかも知れないが、彼らの「一駅分でも歩くとそれまでのストレスやイライラが消えてリセットされるので、実は次の行動時の生産性向上も兼ねている」という理屈を聞けば少しは納得できるだろう。

後編へ続く



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