海に丸一日から二日潜ると、すこぶる体調が良くなるので、積極的体調管理の一環として毎年の無人島旅行は欠かせない。

ところが、バディは仕事が忙しいので今年は不参加だし、赤子連れで無人島滞在はそもそも無理があるので、今年は無理か。

無理なら無理なりに新規開拓してみようということで、ファミリー向けグループ向けの施設を予約してみた。



実は、オートキャンプを始め至れり尽くせりの野外活動は以ての外!・・・だったが赤子がいるのでしょうがないし、いつか友人家族と旅行することもあるだろうと、家族向けのロッジがあるとある離島へ。

気合いが入っていないので、午後一の船を予約していたが、ドが付くほど遅れてしまい午後二番目の船で離島へ出発。

島山の中に点在するロッジを時に見上げ、時に見下ろしながら、炎天下の中、エッチらほっちら坂を上り下り。

このな時こそ、子供を鍛えないといけないのだが、リュックサックからキャスターガラガラに変形するTUMIの可変式鞄に荷物よろしく便乗するのが大好きなので、全然歩きやしない。失敗。


ロッジ内部ロッジへチェックイン。
思っていた以上に、綺麗で豪華。民宿より綺麗。

6人用で1組1泊8,000円。
もしも、6人で借りたら、一人当り1,333円!

トイレは2つ。
冷蔵庫有り。

エアコンがなく、扇風機のみ。
夜中の暑さを想定して、予め準備していたギャッツビィとかのクールタイプの使い捨てボディペーパーなどで身体を拭えば、スースー涼しいので寝苦しくならない。

海で泳いで、いよいよ夕食。

食事は自炊になるが、家のマスター作野外キッチンより100倍便利な炊飯場がある。
食材販売で、無難なカレーセットを購入。

料理燃料はオガライトというもの。
普段、家では枯れ枝などで火熾ししているので、ここでの火熾しを含めた全ての行為が日常の延長線上どころかせいぜい同じレベルだろうから、余裕余裕と思っていたが・・・。

オガライトの使い方が良く分からず苦戦苦戦。

「ちょっと、火種になるような枯れ枝探して来て」

「枯れ葉を集めてきましたー!」

「枯れ枝つっただろ!まぁいい、よく燃えそうだから取り敢ずつなぎとして燃やすか・・・ん?待てよ、これキョウチクトウの枯葉ヤンケ!ミステリー小説よろしく、俺を燻し殺す気か!!」


・・・と、もう少しで痛いニュースデビューしそうになりそうなコントを展開しつつ何とか着火。

で、ご飯を食べながら周りを見渡すと、他のファミリーやグループは、結構こういう所に慣れているようで、家から道具や食材を色々持参して、発表会の如く個性的な料理を競うように作っていた。

似非キャンプとは言え、何だか負けた気分になった。



オチがないので感想を書くと、この離島のテーマは自然体験を通して自然や自然の大切さを学ぶことらしいが、滞在中に自販機で買ったペットボトルの多いこと多いこと!

普段、自販機やコンビニで飲み物を買わないのにこのギャップ。
買う自分が悪いのだけど。

ペットボトルを買わないことやリサイクルすることがエコだとは個人的には露とも思っていないけど、不便さから何かを学ばないといけないので、もしもこのような至れり尽くせりの擬似アウトドア施設を利用する機会が再びあれば、水分は自給式(携帯濾過装置持参)にしても良いかなと思った。



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つわ採りババ