【プロローグ】
例年なら5月は、とっくに半袖デビューを終えて、晴れの日は短パンをはこうかどうか思案する気温のはずであるが2010年は、長袖でないとどうにもならない日が何日も続いた。

雨も多かったせいだろうか?
チェリーの木に惚れて引っ越したのだが、その肝心のチェリーの成り具合や味が良いように思えなかった。

「熟れたら連絡するぜ!」
と張り切っていたのに、友人達には「ガッカリするから、来ない方がいい!」と泣く泣く電話をする羽目になった。


5月16日(日)
登り晴天だったので、取り敢ず一人で収穫してみた。

仕事前に1セット。

鞄をウエストポーチの如くぶら下げて、木登り。

仕事後に2セット。

1セットめ 君は前世でやったことあるだろ的にサクサクと収穫。

仕事の片手間に作業したにもかかわらず、終わってみれば、軽く1kgは採れた。

や!みんなを呼べば良かった。

しかし、長雨のせいかか香りと甘味が少々少ないようだし、生食するにも多すぎる。

こんな時の為に、果実加工の本を予め新古書展でゲットしていたのだ。

なので半分はチェリー酒に。

そして、もう半分は、さくらんぼジャムに。

煮詰め・・・1
さくらんぼを洗って、軸を取り除く。

ナイフで裂いて種を取り出す・・・って、待て!

1個1個か?そんなマメなことできないぞ。

取り敢ず、砂糖で煮てしまえ。種は後で考えよう。


濾し・・・2
チェリーを潰しながら、煮詰める。

箸でとるか、オタマですくうか?

どっちも手間だ。10分後の奴なら何とかするだろう。

10分後、これで漉せばOKじゃね?


仕上げ・・3
洗った箸などを乾かす容器を熱湯で消毒し、濾し器に。

果肉は通り、種は残し作業時間短縮。

濾したモノを煮詰めて完成。

熱湯殺菌した瓶に熱々のジャムを入れたら蓋をする。

すぐに消費してしまうので、殺菌にこだわる必要はないが・・・。


食べパンに塗ったりするが、メインはやっぱ未精製シリアルのお供

独特の酸味と香りが特徴的なオリジナリティ溢れるジャムだ(自画自賛)。

ちなみに、チュッパチャプスはチェリーが一番好きだ。

男の家庭料理#15へ続く



【関連:俺の○○シリーズ】
俺のトマト2008
俺のメロン&スイカ2008
俺の味噌 2009 前編
俺の味噌 2009 後編
男の家庭料理シリーズ