第1回「体脂肪・まずは敵を知ろう」
応用編:マスターによる新訳-実践講座1


現代人の肥満は、脂肪細胞増殖と脂肪細胞肥大による肥満を軸に、「胎児期の胎盤の質」、「βアドレナリンレセプター不活性」、「ストレス過多」等が絡み合って、起こっていると考えられます。

これらの要因を複数内因及び外因する太りやすく痩せにくい体質の人は、教本通り、あるいはそれ以上のテクニックや努力をもってしても結果を出しにくいように思えるかも知れませんが、時代は21世紀。

今現在では、様々な対処方法を考案可能です。

新世紀(21世紀)の対処法-1
「βアドレナリンレセプター不活性」


βアドレナリン受容体の遺伝子に変異を持つ人や脂肪細胞数が非常に多い人が、痩せることは無理なのでしょうか?あまつさえ、痩せたとしても三日天下なのでしょうか?

確かに低い体脂肪率を保つには、これらの人々は不利かも知れません。絶え間ない不断の努力が必要にも思えますが、弱点である脂肪細胞ばかりに眼を向けなければ良いのです。

結局のところ、運動時のカロリー消費という物は、時間と頻度と強度に左右されるので、これらの方々に一番安定した結果をもたらすのは、70%前後を体脂肪からまかなっている安静時代謝になるのです。

つまり、筋力トレーニングによって、基礎代謝を地道に上げていくことが、恒久的な効果や結果をもたらすのです。筋トレの良いところは、運動時間も頻度も少なくて済むことです。


また、脂肪細胞から脂肪酸を放出させるには、βアドレナリンレセプターの働きも重要ですが、βアドレナリンレセプターを介さずに脂肪細胞からの脂肪酸放出を促す方法もあります。

ファイナルバーンシネフリン、フォルスコリン、HCA(ヒドロキシクエン酸)、緑茶抽出物は、アドレナリンを介さず直接的にβ3アドレナリン受容体を刺激、あるいはβ3アドレナリン受容体自体を介さずに脂肪細胞からの脂肪酸放出を促す作用を持ちます。

これらの成分をバランス良く含むFLの「ファイナルバーン」は、日本人に多いβ3アドレナリン受容体が不活性なせいでファットバーナーに対する反応が悪い人でも、効果や改善が期待できるはずです。

テストステロンブースターそして、「T-JACK」や「ETB」などのテストステロンブースターもまた、β3アドレナリン受容体不活性型の人には、大きな効果をもたらすかも知れない。何故なら、テストステロンは、β3アドレナリン受容体の数を増殖させることで、体脂肪を減らす作用を持つと言われているからです。

つまり、脂肪分解の要のひとつであるβ3アドレナリン受容体の活性が多少低くとも、その数が増えれば人並み以上に脂肪を燃焼しやすくなることでしょう。


新訳実践講座2へ続く



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