本編-7

Q:リーマンショック後の残業禁止から一転、嬉しい事に仕事が超忙しくなりました。その反面、トレーニング頻度は週1以下です。こんな状態でもサプリは飲んだ方が良いでしょうか?

環境の変化によって、トレーニング頻度が減ってしまった場合、筋原線維や筋細胞の細胞核が増えるような刺激を筋肉へ与えられるような目的意識の高いコンセプトのプログラムを組むべきです。

そして、普段のトレーニングからそれが達成できていれば、仕事の波や異動によって、一時的あるいは長期的にトレーニングに行けなくなった場合でも、筋量や筋力が残りやすくなると言っても良いでしょう。

今回は、全体的なイメージをつかんでみましょう。



残る筋肉トレ-まとめ-後編

筋原線維や筋細胞の細胞核を増やすのが狙いのトレーニングとは、ネガティブパートやストレッチ種目を重視したトレーニングとなり、かつ、強度が非常に重要となります。

これら全てを満たした場合、反復回数やセット数のみならず、選択種目も少なくなるので、トレーニングの全体的なボリュームは、かなりコンパクトになります。

つまり、低頻度トレーニーの大半が陥りがちな「休日にここぞとばかりトコトンまでやり尽くす」といったアプローチと本当は180度も異なるのです。



頻繁にトレーニングへ通えない多くの方は、各部位をフルセットフルコースでトレーニングしてしまいがちです。その為に、ジム滞在時間が3時間を超えてしまう事もザラでしょう。

長時間の運動は、もしも、理想通りに栄養補給していても筋分解が昂進しやすくなりますが、多くの方が運動時間を加味した容量設定をしていないはずです。ついでにトレーニング時間は短い方が栄養補給のコストが少ないことも覚えて起きましょう。

さらに良くないのは、これのシメに有酸素運動やプール運動が加わることです。こうなると更に不必要な筋分解が進んでしまい、最早、何のために運動をやっているのか訳がわからなくなってしまいます。



結局のところ、食い溜めは物理的にある程度可能ですが、ヤリ溜めとトレのヤリ溜めは不可能なので、低頻度のトレーニングやブランクを想定したトレーニングというモノは、徹底した効率化によって60分以内のコンパクトなスタイルにまとめるのが理想的です。

例えるなら、ジャパニーズAVのようなフルコースではなく、黒人さんの×××のような淡泊で短時間(偏見ではなく一応統計に基づく)、かつ力強いトレーニングであるべきなのです。

#11へ続く



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