女性アスリートの筋肉増強法 2009-前編 byマスター

筋肉増強、アナボリック、肉体改造・・・言うは簡単であるがこれらは単なる言葉に過ぎず、女性特有の問題を鑑みると体現するのは非常に難しい。

イメージが先行しすぎているせいか、陸上競技などの瞬発力を要する競技を行う者の関心事のひとつは、テストステロンによる筋肉の増強だろう。

確かに高いテストステロンレベルは、瞬発力系の競技では非常に有利に働く。しかし、女性はテストステロンレベルが男性に比べて遙かに低いので、そればかりに執着するのは時間と労力の無駄となる。

そこで、前編ではまず、女性アスリートの為の基本戦術となるテストステロン効果を端から当てにしていない筋肉増強アプローチを考えてみよう。もちろん、これは後半のテストステロン効果を引き出すアプローチにかかる際の前提条件となるので、テストステロンレベルが低い男性や女性にしてはテストステロンレベルが高い人にも重要になる。

A、「筋分解を徹底的に抑制する
筋合成を著しく高めるテストステロンに頼れない場合、筋肉の分解による損失を抑制することが最も重要かつ、目に見えた効果を発揮するだろう。筋肉を付けたいのに、失っていては話にならない。

1、C3X-SCなどの優秀なBCAAを運動中や低血糖時に積極的に摂取することで、運動中や日常での糖新生を抑制し、筋分解を抑制する。

2、ウエイトトレーニングの前に、フォスファチジルセリンが配合されたハイパードライブを摂取する。高強度トレーニングによる筋分解とその後に起こるストレスホルモンによる筋分解を防ぐには、ハイパードライブが適する。

3、日常生活でのストレスをなるべく減らす。精神的ストレスでも簡単に筋分解ホルモンが分泌される。過剰なストレスホルモンが身体と脳機能に与える影響を考えれば、わざわざストレスホルモンを抑制する専用サプリを採用してもオツリが貰えるくらいだ。



B、「食事におけるアミノ酸の筋肉への摂込みを促す
ナチュラルな方法で血中アミノ酸を筋肉へ引き込む事ができれば、テストステロンに劣らない窒素維持が可能となるだろう。そのためには、筋肉のインシュリン感受性を高めつつ、インシュリンレベルを高めるテクニックを用いるべきだ。

1、マッハ6
マッハ6は、筋肉の血流を高め、各種栄養素の摂込みを促進する。そして、筋肉のインシュリン感受性を高めつつ、インシュリンレベルを適度に高めると共にインシュリン模倣物質が筋肉への栄養素の運搬を助ける。

2、アルファリーン
アルファリーンの主成分「CLA」と「魚油」は、共に筋肉のインシュリン感受性を高めて栄養素の摂り込みを改善する。

3、GCS750
ALAとフェヌグリークエキスは、インシュリンの働きを模倣し、インシュリン依存性の栄養素の筋肉へのチャージを高める。



上記アプローチは、テストステロンやアナボリックホルモンがどうたら、ナチュラルか否か、ドーピング検査がどうこうのと言う以前の基本的な「栄養補給」であり「ケア」なので、AとBの一部でも満たさずにそのような話をするのは、ナンセンスであることを覚えて欲しい。

中編へ続く



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