本本屋でレジに向うまでに目に留まったので買い物カゴへ。
「自転車会議」
疋田 智、片山 右京、今中 大介、勝間 和代、谷垣 禎一※(敬称略)。

※ 近頃、総裁選に立候補した人

サブタイトル「なぜ各のトップランナーは自転車を選ぶのか?」やキャッチコピー「デキる人は漕いでいる」にあるように、各界のロードバイク愛好家の座談会。

文字と行間が大きいので、データ量としては値段不相応ではあるが、データの質的にはどうだろう?

少なくとも、自転車通勤に興味がある人やロードバイクデビューしたい人の背中を押してくれる事は間違いない(経験者達やマスターが「ロード万歳!マニュアルミッション万歳!」な理由もわかるだろう)。
気になるキーワードから、話を広げる。

「自転車=エコ?」
自転車を賛美し過ぎるのもアレだったけど、気になったのは「二酸化炭素」と言うキーワードが度々登場する事だ。知識人達が口々に自転車が二酸化炭素の削減に役立つと言うのは、違和感否めない。

トップランナー達が本気で「二酸化炭素=悪」&「Co2削減=エコ(の中の優先事項)」って思ってんのかなぁ〜。

ただ、マスターは「エコエコ詐欺」「環境問題偏向報道」が地球的・環境的な効能はなくても、結局は工業技術やエネルギー効率のブレイクスルー、はてまた人々の意識性の向上に繋がるだろうから多少はアリかも?と言う考えだ。

・・・でも、ちょっと待った!
科学的根拠もないのに25%削減と言うのは、単なる産業弱体化計画っしょ?



「自転車のマナーとルールの法整備」
これもルールや罰則が先にありきではなく、ユーザーの教育・再教育が先だと常々思うんだけどどうだろう?

例えば、「生活道から主要道へ抜ける一旦停止での自動車事故が多いので信号ができた」って言うのは順序が逆と言うか美しくない。まず、生活道を利用した抜道や一旦停止無視をしないような利用者の教育・再教育が先なのではないかと言った話と自転車問題は同類だ。

やはり、今の日本に足らないのは、教育と再教育ではないだろうか?

フィンランドをはじめとする国際競争力と学力がトップクラスの国々や日本とGDPレベルが近しい国々に総じて共通するのが、国家プロジェクトとして教育に力を入れていることだ。

それらの国が取り組むのは、「質の高い教育=サーバーたる教師の質」と言う図式に則った「教師のアップデート」である。

どうやら、今後の日本ではそれがあまり望めないようなので、まず、子供の隣に座る最も身近な我々大人が主体性を持った思考力を身に付けて自身のアップデートをしなくちゃいけないなぁと思った。

そして、その「主体性」や「気づき」を身に付けさせてくれる要素が全て詰まっているのが、何を隠そうロードバイクなのだ!(オチ)



【関連】
マスターの枕元を拝見