プロローグ
7月某日

象岩友人が自分の母親の家でセピア色の一枚の写真を見つける。
そこには、象の形をした岩と共に写る子供達。

しかし、母親の記憶はおぼろ気。
こうなったら小枝探偵に捜査を依頼するしかない!

その前に試しにググってみると、簡単にビンゴ。
象岩は、岡山県倉敷市下津井の六口島にある天然記念物の岩だそうだ。

親孝行を兼ねて、親子三代で行って来るけど、どうだ?
一緒に行かないか?

梅雨明けしてないしなぁ・・・とクヨっていたら、当日を迎えてしまい後悔。
友人は、雨の中、六口島に上陸し象岩のメールを送って来た(上の写真)。

で、マスター達は8月まで待って、毎年恒例「無人島」へ。

「ちょっと待て!その何とかって大会、貴様が出るんなら俺も出る」
てなノリで、イベント大好きなかの友人も二日目から合流する旅と相成った。
1日目。
ダラダラ身支度し、午前の一番遅い船で、とある島のとある民宿へ。昼前着。
初日は家族連れだしバディもいないんで、安全な海水浴場で過ごすか観光でもしようか?

しかし、海に潜れば健康になるので、無人島へ渡してもらう事にした。

昼から夕方まで、誰もいない海で過ごす・・・。
タコ通常ルールでは、お昼ごはん自給式でカキピーと飲料水以外持込禁止だけど、家族連れなのでマルタイラーメンやらアルファ化米など色々持ち込んだ。

海水浴の片手間に、大きめのタコ2匹を突く事ができた。
水中で見ると手掴みできそうもないくらい巨大に見え、ミイラ取りがミイラになりそう(夏の風物詩)だったので、ヤスで。

タコ刺し&天ぷら民宿で一泊するので、生きていたら持って帰るけどヤスで突いているので、1日持たないだろう・・・と言う事で、民宿に帰ってから適当に料理して晩御飯に加えてくれるようにお願いする。

すると、出て来たるは、タコ刺しとタコの天ぷら。
「全部調理しても食べ切れないだろうから、半分にしときました」と気を遣ってもらったにもかかわらず、食べ切れずに残してしまった。

で、夜9時就寝・・・。

他の客室のカラオケがうるさかったので、「都会でできることすんなよ、もったいない!」と悪態をつきつつ、耳栓を購入。


2日目。
7時前に起床。
件の友人が朝一の船で島にやって来るからだ。

どうせ遅れて来るだろうと思っていたら、回頭中の舳先から強引に乗せてもらったらしく、時間通りにやって来たので逆に待ってもらうハメになった。

で、朝もはよから、無人島入り。
1日目とは違う島。

本日、最初の仕事。
厨房兼暖炉小雨がパラついたので、いきなり海に入らず、まずは丹念に暖を作る事にした。
昨年、島に渡って来て過ごした人達の遺留品や暖の出来栄えを観察・・・。

ある意味、本当の賢さが問われる瞬間だ。
で、超熱い暖が完成。

ベンチと鍋かけも標準装備ですよ奥さん。
あ、今回のラーメン鍋は、引っ掛けがなかった。

で、マスターと友人が追い求めるのは、クロダイ(チヌ)!

ガシラやベラなどを突いていると、時折、現れる大きな黒い奴・・・!
大きなのは、まだ1回も獲った事ないけど、今年は小さいヤツを突く事ができた。

そして、突いた魚を例の暖にて素焼きで食べるのだが、どの魚よりもアンパイのベラの方が旨いと言うオチ。



【追記】
海で1日過ごすと、
・肝臓がパワーアップ、半下戸のマスターでもいくらでも呑めるようになる※。
・腎臓がパワーアップ、5時間で20回以上オシッコが出る。
・自然治癒力がアップ、お肌ツルツル。

※ マネしちゃいけない?


【関連】
無人島生活-2008
無人島生活-2007
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つわ採りババ