今月23日に、幕張メッセで開催される4年に1度の空手の世界大会、いわゆる空手のオリンピックへの出場権を獲得された松岡先生から世界戦へ向けた意思表明とも言える「空手コラム番外編」が届きました。

今月16日以降の発送分から今月末まで付属します。
(期間が短いのは、全文公開の為)

それでは、早速、日本代表の言葉をのぞいてみましょう。
極真空手で強くなるには
#12「世界への意気込み」


押忍!極真カラテの松岡です。
暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

来る8月23日(日)、千葉の幕張メッセで開催かれる「第4回全世界ウエイト制空手道選手権大会」に向けて、私はお盆も稽古・トレーニングの毎日です(泣)。

今まで3度にわたって逃してきた世界の舞台。30を越え、4度目にして初の世界の舞台です。今までの経験・悔しさなどといったものを全てぶつけて戦います。

今回の大会は、軽量級(70キロ以下)・中量級(80キロ以下)・軽重量級(90キロ以下)・重量級(90キロ以上)の4階級で行われ、各階級、世界各地域から選抜されたトップ8名のみ(軽重量級のみ9名)で戦うトーナメントです。つまり3回勝てば世界チャンピオンなわけです。

私の初戦はロシアの代表選手。準決勝はブラジルの軽量級チャンピオン、リュウジ・イソベ選手と超激戦が続きます。特にリュウジ選手とは、6年前(お互い25歳と若かった!)の日本武道館でのワンマッチで戦いドローだった過去がありますので、今回が決着戦です。

私は軽量級なため、全階級の日本人選手の中で一番最初の試合になります。私が負ければ、日本人選手全員の士気にも関わりますので、本来スロースターターの私ですが、ここは最初からトップギアで飛ばしていきます。

色々と緊張やプレッシャーはありますが、対外国人選手の戦績は6連勝中と相性はいいですので、蹴って蹴って蹴りまくって世界を翻弄したいですね。

前回のコラムの中で、世界大会に向けて環境を変えたことをお伝えしましたが、今回もいくつか試みたことがあります。それはまた試合が終わってから書きたいと思います。

今回の大会の私のテーマはあきらめない

世界ウエイト制選抜戦となった6月の全日本ウエイト制。代表権がかかった準決勝に勝利した後、自分では決勝も勝利して優勝するつもりで戦ったと思ったのですが、後で考えてみると、もっと最後まで粘って戦えたのではないかと。世界への切符を手に入れて、ホッとしてしまったのではないかと。

自分では粘りや精神力が持ち味だったと思っていたのですが、最後の最後、決勝の舞台で弱い部分が露呈されてしまいました。

あんな気の抜けたビールのような試合は、もう絶対しません。たとえどんな不利な局面になっても、最後まで噛み付いて絶対放しません。

自分で言うのもアレですが、今まで悔しい思いや情けない試合をした後の試合は、それをバネにして良い結果が出ているという自負がありますので、今回もイケるのではないかと思っています。

「兵庫の隼」から「世界の隼」へ。
8月23日、伝説を作ります。



・・・そんな感じで、世界トップレベルの空手選手のサプリメンテーション(19日7時よりジャンプ可)は、明日のサプリ塾にて紹介予定です。



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