体組成改善&コンディション基本セットさて、跳躍系などの体重とパワーのバランスが重要な競技は、継続的に体組成を改善していけるような取り組みが必要となる。

サプリメンテーションとしては、体組成改善効果の高いサプリメントとコンディションを保つサプリを基本に据える事となる。

BCAA系は、優れた筋分解抑制効果と筋合成促進作用、そして、運動中の体脂肪の利用率を高める作用が高い。つまり、体組成を改編する効果が高い基本サプリなのだ。また、主観及び客観的な疲労回復効果が高いので、翌日に疲れを残さないコンディショニング効果も魅力である。

摂取した栄養素が筋肉へ届くか、脂肪細胞へ蓄積されるかで、パワーウエイトレシオ重視の競技のパフォーマンスは大きく異なってくる。GCS750(ALA等)は、摂取した栄養素をできるだけ筋肉へチャージし、脂肪への転換を阻害するので、ウエイトコントロールのみならず体組成改善に大いに役立つ。

スムーズな筋収縮や細胞分裂には、「亜鉛」と「マグネシウム」が欠かせない。ZMA系サプリは、アスリートに最も不足しているミネラル「亜鉛&マグネシウム」の重要な供給源となるが、一番の目的は快眠効果である。必須ミネラルの補給と睡眠の質の向上によって、翌朝に疲れが残らないばかりか、ホルモンバランスが最適化される事で、内面的な疲労や慢性疲労の予防になるのだ。

基本的に清瀬選手には、これらのサプリメントをベースにしてもらいつつ、毎期の目的に合わせたオプショナルサプリを追加してもらっている。
さて、9月に行われる今期最後の試合に向けた課題はふたつ。

一つ目は、絶好調とは言えまだまだ世界とのフィジカル的な差は大きい。
日本においては、トップクラスの一人であっても世界で戦うと言うF1レベルでは、まだまだ「規格:レギュレーション」に達していない訳だ。

よって、9月の試合までの2ヶ月間で、少しでもフィジカルレベルの向上を目指そうと言う話になったそうだ(コーチとの話で)。


「女子選手の安全な筋肉増強」
マッハ6そこで、採用するべきオプショナルサプリは、これ以外にない。マッハ6は、まず、毎回の食事における筋合成のスイッチをオンにする。そして、血流促進成分が余す事無く食事で得られる各種栄養素を筋肉へと運搬。とどめに、ALAとシニュリンPFがインシュリンの作用を模倣&強化する事で栄養素の確実な同化を促すだけでなく、体脂肪の蓄積を抑える。

脂肪を付けずに筋肉を付けるマッハ6効果は、女子選手の増量に効果が高い。

筋肉増強と言うと我々は、テストステロン系を思い浮かべるが、女子選手にとってテストステロンブースターは男性ほど大きな効果が期待できない上、テストステロンを当てにする必要もない。

それよりも、筋細胞のインシュリン感受性を高め、インシュリンを安全に模倣するナチュラルサプリの方が効果的なのだ。マッハ6には、インシュリン感受性を高めつつ、インシュリン作用を模倣するALAとシニュリンPFが贅沢にスタックされているので、マッハ6採用中の今回は、GCS750は摂取していない。


さて、もう一つの問題の前に更なる疑問が浮かび上がった人は鋭い!

恐らく、筋量による増量には成功するだろ。
しかし、2ヶ月間の短期の増量とパワーアップによって、試合に向けたフォームの再構築は可能なのだろうか?(次回の予習

後編へ続く



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