プロローグ
2009年の目標のひとつ。
なるだけ、週一ペースでフランス料理をこさえ、10品作ったらクラスメイトがやっていると言うフランス料理屋へディナーへ。

ついでに、それまでの過程のプリントアウトを持って行って驚かすのもいいなぁ。

しかし、ここんトコは、サッパリサッパリ之助。割り算すると月1ペースだ。
「情熱の熱力学第二法則」に逆らって、さっさと10品こさえて会いに行かねば。
そうだ!10品目は卒業作品として、自分で創作してみよう。

創作!
この言葉が引き金となった。
ハートのアナボリックトリガーを引いたのだ。

完成したらレシピを持って行って、
「何なら、お前の店の定番にしてやってもいいぜ」
(妄想、妄想、狂言・・・)

病気のスイッチが入ってしまったせいで、10品目まで待てずに、今すぐオリジナル料理が作りたくなってしまった。
と言うわけで、今回はマスターの創作編(スーパーの中をウロウロして考えた)。

フレンチ十番勝負 #6
「キノコが香るワタリガニのグラタン」


材料(3人前)
ワタリガニ:人数分
白マイタケ:少量
マッシュルーム:3個
マカダミアナッツ:数個
カシューナッツ:数個
生クリーム:100cc
バター:タップリ


ガザミ・・・1
子供と海水浴に行ったら、海中にワタリガニがいたので、連れて帰った。
ゆでるだけでは面白味がないと思ったのも、今回のキッカケ。

ワタリガニをゆでる
水からゆでると手足が取れにくいと以前漁師の人がいっていた。

ナッツ&ミルク・・・2
水からゆでるので、時間がかかる。
その間に下ごしらえ。

ナッツ類を砕く。
カニ殻に詰めるので、小さ過ぎず、大き過ぎずがコツ。


ソテー・・・3
みじん切りより荒いザク切りにしたキノコ類をタップリのバターでソテーする。

染み出たエキスに、2を投入。
焦がさないように、それでいてナッツの脂が染み出る火加減で炒める。

混ぜ・・・4
茹で上がったカニを剥く。
可食部分を胴体と甲羅、脚からくまなく摘出。

カニの身とカニのミソに、生クリームと3を加えて和える。
カニから塩味と旨味が出ているので、加減しながら塩コショウ。


詰め・・・5
4で空になったカニの甲羅に、4を詰める。
キャベツスライサーなどで、パルミジャーノをスライスしてトッピング。

200度に予熱したオーブンに、投入し、最後の最後に温度を上げて焦げ目をつける。

完成・・・6
お皿に乗せて、完成〜♪

オーブンから漂ってくる匂いから、既に食さずとも傑作と解っていたので、盛り付けも写真撮影もそっちのけでカブリついた!

カニとキノコとナッツのエキスが詰まった濃厚な風味で、甲羅から滴ってこぼれた汁のオコゲまで美味しい!!またしても、最高傑作を塗り替えてしまった。


かにクリームペンネ・・・オマケ
ワタリの殻が小さかったので、余ったソースでペンネのグラタン。

今度は落ち着いて、飲み物と一緒に撮影。
当然ながら、これも美味しい。

反省点。
キノコの風味が少し強かったので、もっと少なくて良い。

#10 フレンチ十番勝負-7「アワビのグラタン風」へ続く



【男の料理シリーズ】
モテモテ! 男の家庭料理 #1
モテモテ! 男の家庭料理 #2(「VS崖の上のポニョ」基本編)
モテモテ! 男の家庭料理 #3(「VS崖の上のポニョ」激闘編)
モテモテ! 男の家庭料理 フレンチ十番勝負-1-0 プロローグ編
モテモテ! 男の家庭料理 #4 フレンチ十番勝負-1「タラとキノコのグラタン」
モテモテ! 男の家庭料理 フレンチ十番勝負-2-0 プロローグ
モテモテ! 男の家庭料理 #5 フレンチ十番勝負-2-前編「フュメドポワソン」
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モテモテ! 男の家庭料理 #9 フレンチ十番勝負-6「キノコが香るワタリガニのグラタン」
モテモテ! 男の家庭料理 #10 フレンチ十番勝負-7「アワビのグラタン風」

モテモテ! 男の野外料理 その1「スモークチーズ」
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