お腹周りをスッキリさせたい2009-3 物理的アプローチ-トレーニング編-前編

Q:現在まで、筋トレと有酸素を合わせて行ってきましたが、思ったほどお腹の肉が落ちません。何か良い方法はないでしょうか?

その前に、毎回聞かれるこの質問。
「腹筋を割るには、やっぱ、毎日の腹筋運動(シットアップ)っすか?」

腹筋のカットに、シットアップは有効か?
結論から言えば、答えはNo!
なので、今後、この手の質問をマスターにしない事!

と言うのは、少し冷たいので、一般的シットアップでは無理だが別のアプローチなら、効果はあるだろうと言う話をしてみよう。
アプローチ1
「高負荷、低回数、高強度の腹筋運動を行う」

何度も紹介しているが、腹筋は所謂ひとつの屈筋である。
この強大な屈筋を鍛えるには、女子供がやるようなヌルなシットアップではいけない。

だって、そうだろう?
ジムに行ったら、とりあえずシットアップ!
多くの人は、欠かさず何らかの腹筋運動を行っているはずだ。
なのに、身体変わってないよね?

常識レベルの腹筋運動では、腹回りを変えることはできない。

厚い体脂肪の上からでも自己主張するような盛り上がった腹筋を作るには、同じく屈筋である上腕二頭筋が重たいダンベルなくしては発達させられないのと同じく、強い負荷が要るのだ。

よって、腹筋運動を行う際は、
・マシンなら、ウエイトスタックの設定を高めに
・シットアップならダンベルで負荷をかける
・重たい下半身を持ち上げるレッグレイズを行う
・ストレッチがかけれれるように、工夫する
といった感じで負荷をかけて行うのが良いだろう。

つまり、負荷をかけるので、他の部位同様に筋肉痛がでるようなダメージを目指す(イメージ)のだ。

よって、その完全回復には、日数がかかるのは当然の摂理となり、毎日のヌルなシットアップがあまり意味をなさない事が理解できるだろう。

皮下脂肪を通り越して見え隠れするような腹筋に鍛え上げるには、高負荷低回数低頻度が基本となるが、毎日腹筋を完全に否定する訳ではない。毎日腹筋でもヌルな方法でなければ、腹筋のカットやもうひと絞りに効果があるからだ。

#4 物理的アプローチ-トレーニング編-後編へ続く



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